otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

国外から見た軽井沢

アメリカからやって来た建築を専攻する大学三年生11人が、打ち上げの目的もおそらくあると思うけれど、9週間の旅の最後に軽井沢にやってきて、中仙道に興味があるということで、追分にも視察にきてくれました。

中仙道69次資料館で、館長の情熱溢れる説明に感銘したとのこと。やはり言葉のかべをこえて、彼の執念的とも言える収集の力はつうじるのですね。

軽井沢に於いては、リゾートという側面よりも、東京~京都まで歩く道があって、こんな高地に宿場がおかれていたことに、興味があったということは、ちょっと嬉しいです。

視察の翌日沓掛ステイで、軽井沢でみた、感じたことなどの発表会に寄せていただきました。

惹かれたものを写真に収めたもののスライドショーには、文化磁場沙庭で展示していた本濃研太さんの段ボールアートのお面がたくさんふくまれていました。熊野神社の御神木、竹の器に入った力餅、千住美術館の建てもの、油やの小屋もありました。

新幹線の駅をおりた時の印象はあまり定かではなかったものの、町内のあちこちの木立の中に、面白いものが潜んでいるかんじだとのこと。

若い彼らが、今ではもう滅びつつある中仙道の気配に、関心があるというのは、興味深いことです。確かにアメリカには、ナショナルパークや、リゾートで優れたものは数多く存在し、軽井沢など比べることも不可能ですが、一方、歴史的なものや、道についてはあまりないので、きっとそうかんじるのでしょう。

中仙道の始点日本橋の現状について、もったいないとも言及していました。おっしゃる通り!