otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

冷凍保存のツリー

otobokecat2007-02-24

 O村古本屋開店日記
二度目の週末開店となる。午後四時間半のみの開店などと、ちょっと虫が良すぎる?が、もとよりあまり多くは期待していない。たまたま通りかかった人に開いていることを見つけてもらえればと思う。店内では、お客さんが来ようと来まいと、CDはかかっているし、ストーブは焚いて暖かくなっているし、二人とも本の整理に余念がないのは変わりない。
 夏の間は玄関の引き戸は開いているが、さすがに厳冬期はぴったり閉めている。お客さんにこの扉を開けてもらわないといけないわけで、まだのれんもないので、外に「開店中」の表示を出し、古本屋であることを示すために「正直文庫」を出している。しかし、ともかく今日は天候は晴れたが、珍しく風があってこれでは散歩には不向き、旧道に人通りは皆無なり。それでも格子戸は何回か開いた。
 昨年の建築中から何ができるか楽しみにしていたというお客様は、熱心に棚を見てくださって、図書館よりも新しい本がある!と言ってくださり、有難い事にご友人に配るチラシもお持ち帰り下さった。閉店間際長野県内からドライブで見えた方は、宮沢賢治本をたくさんお買い上げ。ちょうど先日たくさん仕入れたばかりとお話したら、値付けが終わったら連絡が欲しいと言って下さった。お客さまはごくごく少なかったけれども、商売をしていく元気を逆にいただいてしまった。
 私は息子がテスト前でもあるので、今夜中に帰京する。閉店後自宅で夕食をとり、信濃追分駅まで送ってもらい、7:30しなの鉄道に乗り、軽井沢より8:02の新幹線に乗る。
 写真は軽井沢駅の南口のすでに閉店時間となり閑散としたアウトレットにあるツリー。青い光がいっそう冷たく光っていた。もうあたりには雪はほとんどなく、このツリーも雪の上ならもう少しロマンチックなれど、アスファルトの上では、ちと殺風景なり。