otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

様々な客人。

まだ若干及び腰ではあるが、どうやらようやく春に突入した模様である。桜→もついに咲き出し、今年初めて入り口のドアを開けて営業できた。ストーブの火も継がずにすんだ。 春風に乗って?お客様も今年一番多くお越しいただき、中には懐かしいお顔もあった。…

かすかな予感…

当店は古本屋でありながら、この付近には新刊を扱う本屋が大型店一軒のみで、いわゆる町の本屋が存在しないと言う現実の中で、他の古本屋とは少々違った品揃えをしている。 しかし、市場調査などできるはずもなく。店に何を置くかについての選定基準はかすか…

獣道で立ち止まる

気をもんでいた天気がようやく回復した。これから一週間はなんとか持ちそうで嬉しい。日差しに誘われて、緑が吹き出してきた。落葉松の新芽→ しかし相変わらず気温は低く、風が冷たかった。最低気温が4度ぐらいだったが、明日予報によると最低はまたまた目…

寒すぎるO村で【英国見て歩き】の続きなど

連休の初日、今日から開店と言うところも多いはずだが、なんと朝から雨!玄関を開けると相当寒し。温度計を見て目を疑う、なんと零度なり。 日中も時に激しく雨は降り、これでは山の上は雪だろうか?案の定店の売り上げも芳しくなかった。昨日開いたタンポポ…

寒いというせりふをまだ。

雨が上がってほっとして、雲間から太陽も姿を見せ良い天気となる。さて洗濯ものを干そうと外へ出たら、「寒い!」 このせりふを言うことができる場所はそうはない。温度計を見たら、まだ5℃しかない。それでも野の花はけなげに太陽を求めていっせいに開いた…

置いていかれた村

これは土筆。原っぱ一面がこの土筆で覆われている凄まじい光景に、雨の中合羽を着て店へ向かう途中に出くわした。 土筆の林! ホトケノザが一面に咲いて、紫に染まった土手もある。 あいにくの雨なので、タンポポ畑は今日はお休み。 ミヤマウグイスカグラの…

開花か開化か。

今までほとんど冬眠状態だった当店だが、ふと気がつくと今週末から連休ではないか、さすがに起きなければ! 連休中には特にイベントは予定していないが、毎日暖簾を出し(五月にもなって)「今年もよろしく!」のご挨拶などを。 おそらく旧軽井沢の商店もほ…

訪ねたかった店

■法明寺参道→ 所用があれこれあるものの、これから始まる連休を前にカレンダーと相談してみると当分上京できない見込みなので、独りで一泊二日で東京へ行ってきた。番頭N氏が西(松本)へ出掛ける時間に正反対の東に向かう。今日は素晴らしく晴れ、浅間山も…

樹の力

2005-11-13に「ケヤキはなんて。」と言うブログを書いているが、私はこの樹とともに過ごした15年だったと断言できる。 杉並区には保護樹林制度と言うのが有って、この樹ももちろん登録されていたはずだが、その指定がこんなに簡単に下ろされてしまうものな…

都会の空気

古書連の大市があるので、我々にはお呼びではない世界とはいえ、これを口実に都会へ出かけてきた。 平日の朝は道が通勤ラッシュで混雑している。18号線を避けて、発地のほうを回って行く。道の両脇の畑の土の黒さが初々しい。 インターチェンジまでの峠を下…

【英国見てある記13】美しい村々へⅢ

バートン・オンザ・ウォーターはその名のごとく川とともにある村で、恩師がこの村のことをよく話していたので是非実物を見てみたいと思っていましたが、噂にたがわず素晴らしいところでした。もちろんシーズンオフに行ったので◎でしたが、トップシーズンに混…

《O村便り》霧がはれたら

昨日、急に山から霧が下りてきた。 音もなく、ひたひたと…。樅や落葉松の高木のシルエットがみるみる掻き消えていく様は、なんだか白い魔法にかかっていくような幻想的な瞬間だ。 追分は昔から霧が多いところで、村の北側の山から湿った冷気が斜面を下りてく…

【英国見てある記12】美しい村々へⅡ

コッツウォルズ地域と言うのはかなり広く、バスや歩いてではとても見て回れません。効率よく回るのは、レンタカー利用が良いように思えましたし、ガイドブックでもそのようなニュアンスが多かったように思いましたが、たまたまストラウドから入り、ホテルも…

《O村便り》遅い春でも

四月も半ばにさしかかり、新たな学校、学級、職場、土地で新しい生活が始まった人にとって、ふーっと一呼吸したいような土曜日ではないだろうか。四月の天気は大体不安定で、しかも昨日東京では交通が大きく乱れたりして、新年度早々くたびれた人も多いこと…

【英国見てある記11】美しい村々へ+

リバプールの次の訪問地はコッツウォルズ地域。3月16日、リバプールライムストリート駅(liverpool Lime Street)からロンドン行きのVirgin Trains(写真)電車に乗り、Cheltenham Spa:チェルトナムスパでローカル線に乗り換えました。そしてStroud;ストラウド…

【英国見てある記10】そして湧き上がる歓声

狭いゲートをくぐって、ついに球場に入りました。 まだ時間があるので客席はがらんとしていて、赤いシートの中にL・F・Cの白い文字がみえました。客席がフィールドのすぐそばまであります。緑のグランドと真っ赤な席のコントラストが綺麗でした。相手のレデ…

【英国見てある記9】聴こえて来る音楽♪

さて、久しぶりに旅の続きです。(3月27日の続き) ホテルまで迎えに来ていただいて、阿部卓司さんの車で、ビートルズゆかりの地を巡りました。車にCDがうまくセットされており、ちょうどいい塩梅に曲が流れました。 ペニーレーンでは、ちょうど「ペニーレー…

春を告げる花を添え

店の模様替えなど。正面の展示は上段は桜を中心に春の棚、下は石井桃子さんの特集の棚とした。『子どもの本の世界に生きて』を真ん中に。夕方、裏山を上がり石井さんの別荘に行ってみた。現在は石井さんのお世話をしていたNさんが管理しておられると聞くが…

禁句なのだ

暖かい天気が続いているものの、まだここではストーブを焚いている。家の北側に残る屋根から落下した雪の塊がわずかにまだ残っている。水盤の水も朝凍っていた。毎日少しずつ箱をやっつけながら生活している。が、今日明日は店も開け、月曜は東京なので、箱…

山を仰ぐ日々の始まり

昨晩、奇跡的にも西荻の部屋を空っぽにして、峠を上って来ることができた。 沢山の方の援助を受けて成し得ることができた。ごみを持ち帰ってくださったり、不用品・家具をもらってくれたり、昼食を差し入れしてくれたりと、一生、南東に足を向けて寝られない…

さ*よ・う・な・ら

さあついに引越し完了の日が来てしまった。 南のカーテンも無くなって、ゴミだし日の緊張もあって早くが覚める。 ベランダからみると、欅の新芽が朝日に輝いていた。 この木の写真を記念に撮る。この木とともに過ごした15年だった。 昨年の100歳記念祭より…