otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

2007-01-01から1年間の記事一覧

**ホワイト・クリスマス?**

■12月17日軽井沢駅 降った雪がまだ残っている。東京は冬の雨がぼしゃぼしゃと降っている。追分は雪の予報が出ていたようだが、果たして積もったか?予報は15cmとか。 ウインターフェスティバルと称して、軽井沢駅周辺はイルミネーションが施されているが…

見えてきたか。

朝から国有林の倒木整理作業の重機が唸る。いよいよ始まった。早くから立っていた工事の計画書には工事期間は二月末までとなっており、てっきり工事開始は年明けだと思っていた。 朝食をとっていると、Nが北向きの窓を見て「あれは雲かな」と云う。窓の向こ…

無彩色の地

早起きして、簡単な海苔巻き弁当を作って、8時15分頃家を出る。朝の中央線にはあまり大荷物で乗りたくないので、総武線で行くことにして余裕を持って出たのだ。いい天気だ。通勤時間の独特な緊張感の漂う中を歩くのは嫌いではない。 目指すは池袋。新宿駅…

師は走らない街

■昨年の写真を流用 軽井沢駅前のツリー2006大市の支払いに古書会館へ。水曜の市の結果がでた頃だったので、開いた札を見てから本の街へ。市参戦のあとだとくたびれ果てているので本屋を回っても楽しむ余裕がまったく無い。今日は余力があるところで、頼んで…

日々の中の行間

『作家の値段』出久根達郎 講談社 2007/05/22 実益作家論というあたりが、同業者としては呑気に読んでばかり入られないが、新刊本とちがい古本の価格は「市場」のニーズが反映しているということは間違いない。本当の文学史のほかに、古本屋もまた文学史が書…

ゆたんぽ

最近ブームになってきているものの一つに〔湯たんぽ〕があるが、エコロジカル的に好ましいけれど、流行のものは輸入ものだったりして、4千円ちかくもしている!安全性、耐久性を重視して、一番安い赤いプラスチックの物を購入。千円もしなかった。見てくれは…

それぞれの土曜日

■多肉植物が増えてきたので、リースにしてみた。やけにいい天気の土曜日。今日は風も無い。 あまり師走という感じはしないが、有効に使えそうな日和なり。 この空模様なら、蒲団を干して、大物の洗濯もできそうだと、洗濯機を回してベランダに面した掃きだし…

風花?舞う金曜日

すっきりと晴れて、燃えないゴミをどんどん出す師走半ばである。ふと見上げるとついに裸になってしまった欅がそこにあった。この欅はほんとうに立派。この木とともに過ごした15年間だったとしみじみ思う。朝食のパンを切らしてしまったので朝から雑煮にする…

ゆやゆよんの気分

たまたま夜家族が出はらったので、ずっとご無沙汰していた区のボランティア活動の定例会に顔を出す。隣町の荻窪の「あんさんぶる」という施設である。だいぶ寒くなってきたし、傘マークもついていたので自転車は辞めて、電車に一駅乗る。会議が終り、線路に…

光代節健在(九日)、中央市〔十日〕

■西荻北には、東西に善福寺川が流れていて、川に向かっての坂道が多い。自転車漕ぎにはなかなかつらいものがあり、わがアパートはこの坂道に面しているので、しばしば「もう駄目だぁ」とか、「ママ頑張って!」といった奮闘の声が聞こえてくる。《九日》 最…

黄昏時の追分宿

12/8は霧で明けた。土曜日につき開店日。 前の日の残りのご飯を雑炊にして朝食に、残りをおむすびにして昼食にする。私は店を4時過ぎにでて4:46発の高速バスで帰るので、あれこれバタバタと支度する。霧はいつの間にか晴れて、快晴。気温も比較的穏…

ほんのり茜さす

昨日浅間の上にずっと雲がかかっていたので、おそらく上は雪が降っていると思いきや、夕方雲が取れたようだったので、W大セミナーハウス前に駆けつけてみたら、なんだ雪化粧ではなかった! その代わりと言っては何だが、西日を浴びてほんのり赤く染まってい…

化粧直し+

昨晩休む前にストーブに薪をくべて、空気を絞って休んだ。屋外は零下の世界だが、基本的にはこの家一軒に使用している暖房はこの一台の薪ストーブのみ。 今までは、朝みると夜の間に綺麗に燃えきり、灰は暖かいが炎は残っていない。が、今年は生木を使ってい…

黄金街道で来年の相談

谷口高司さんご夫妻と来年度の「追分散歩」ならびに、「たまご式鳥の絵描き教室」の打ち合わせをして、来年もまた三回お運びいただける見込みが立った。五月下旬、八月第一週、十月最終週あたりという目処を立てた。 追分村のイベントとの兼ね合いで最終決定…

ヤツデは八手にあらず

とかく色鮮やかなものに目を奪われがちの晩秋だが、私は初冬の花火といった趣のヤツデの花が咲くのを楽しみにしている。この白い花のおかげで、わりと地味な場所に生えているヤツデが、にわかに存在をアピールすることができる。ヤツデとはよく言ったもので…

ON と OFF

かつて私にとって書斎だった追分は、今の私には戦場となってしまったのは予想だにしていなかったこと。戸口勧誘も宣伝の電話もない、ともすると時計の電池も切れていたりしてもへっちゃらな、この放って置かれた状態がまさに書斎にぴったりであったのだが。…

毛深いですね。

最近、喧嘩をしなくなり、ご無沙汰している。 ベル公のことである。ご無沙汰しているのは獣医さん。実は猫といえども予防注射というかワクチンは打たねばならぬ昨今、一年に二度はいかねばならないのだが、私が病気した時以来サボっている。ベルもすでに10…

108分の1

108は日本全国にある火山の数だそうだ。12月からその火山の活動状況がわかり安いレベルで示されるようになるという解説を耳にした。1から5まであり、大きいほど活発とされる。一時活動が活発になっていた浅間山だが、今秋はレベル1まで下がって、沈静…

狭間にみえたもの

晴天続きの東京だが、そろそろ今日あたりが名残りの陽光か。空模様も今週は師走に向かって坂を下っていくらしい。昨夕、昼と夜の合間にちょっと夕飯の買い物に出たところ、行く手に日が落ちたばかりの余韻があり、見上げると空はだんだん群青色に染みてくる…

遥かなる月は満月

『青空哲学』水上勉・玉村豊男 岩波書店1999 ―信州水玉問答とはなかなかしゃれたサブタイトルだが、同じ時期に病気をされた後、軽井沢から転居して、千曲川をはさんで北に玉村豊男〔元東部町)、南の北御牧村に水上勉が住んでおられた。ふたりとも軽井沢から…

天空の旅人

多胡光純(たご てるよし)さんの肩書きはAir Photographer。たまたまつけたテレビで、錦秋を飛ぶ鳥人;多胡さんに遭遇し、釘付けとなった。尾瀬・上高地・奥日光などの代表的な観光地でモーターパラグライダーで飛びながら、紅葉を撮影しているのだが、その…

縄のれんのイタリア版

■油屋旅館裏手の苔むした祠、飯盛女の墓かも。昨晩、いつもより30分余計に高速バスに揺られ池袋に到着。西荻にたどり着いた頃にはへろへろになっていたので、夕飯を作る元気は無く、最近贔屓にしているイタリアンレストランへ寄って、軽く食べて帰ろうと考え…

霙の降る日曜日

■黄金色の落葉松と真っ赤なニシキギの実昨日は店を閉めてから、ツルヤへ買い物へ。おでんの種を仕入れて、ストーブ・クッキングその2。〔ちなみにその1はぜんざい〕ともに大なべで造り、来週のN氏の単独滞在に備える。今朝は曇りでスタートする。 N氏は若干…

オフシーズンの到来

昨晩日付けが変わった頃は、トラックに混じって碓氷峠を登っていた。週末営業となって、N氏の車で一緒に来られるようになった。 インターチェンジを出て、和美峠を上る。さすがに車は少ない。 ラジオ深夜便を聴きながら来たのだが、昨日16日軽井沢に雪が降…

曇りのちチョイ晴れ

次第に色づいてきた欅〔手前はえのき〕 澄子さんのポスター展は明日まで。●石丸澄子 本の散歩ポスター展 2007.11.5(mon)-11.17(sat) 11:00-20:00 →http://www.gallerycomplex.com/act3.html

碧い星は昇るか、沈むか

宇宙航空研究開発機構(JAXA)とNHKが月探査衛星「かぐや」が撮影した、世界初のハイビジョン映像を公表した。新聞とテレビで見たが、あまりに鮮明なので驚いた。CG処理の映像のようだ。ここまでクリアな画像だと、美しさを通り越して怖いくらい。テレビのほ…

天高し。壁はもう動かず。

昨日はいつもの月曜日。下山した番頭N氏の名札を持って神保町で落ち合う。 絵本と児童文学の山に札をいれるも、同じ本屋に持って行かれる。何も両方とも同じところに!特に片一方は僅差の負けであり、少々〔否、かなり)悔しい。 発送作業があるので、私は先…

野におけ、鳥も花も

■夏の「追分探鳥会」の様子毎日新聞書評に中西悟堂のことを扱った本が出ていた。先日店にいらした日本野鳥の会の西村氏は中西悟堂の研究家でもあり、中軽井沢にある中西悟堂の碑にも寄って帰られた由。中軽井沢・星の温泉の奥には、国設野鳥の森がある。野の…

tears in heaven を聴きながら・・

■夕暮れ時の店先→(11/03夕刻 谷口さん撮影)木枯らしがそろそろ吹く頃となり、空気がぴんとしてきた。週末営業に切り替えたばかりだというのに、その頼みの綱の週末が雨模様との予報。それでもストーブを焚いておいたら誰かのお役に立つだろうか?今週は神…

普段着の町角

■福永武彦の山荘〔追分〕 ■福永邸の黄葉したサンショウ家人が出たり入ったりの水曜日。日が高いうちに出そびれて、買い物等の所用に、夕闇迫った町に出る。幸い10分かからずに駅まで行けるところに住んでいる。 ゴゴシマ屋を覗いていこうと思ったが、珍しく…