otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

碧い星は昇るか、沈むか

otobokecat2007-11-15

宇宙航空研究開発機構JAXA)とNHKが月探査衛星「かぐや」が撮影した、世界初のハイビジョン映像を公表した。新聞とテレビで見たが、あまりに鮮明なので驚いた。CG処理の映像のようだ。ここまでクリアな画像だと、美しさを通り越して怖いくらい。テレビのほうでみたクレーターの「永久陰」というのも印象的だった。永久に日の目を見ない場所というのもまた恐ろしい。
「かぐや」のおかげで今まで見たことの無かった月の裏側も明らかに。しかし露呈することで、失うものも有り。今までウサギに見えたり、蟹やおばあさんにみえたりしていたのも風流だったと。(それにしても陰を物の形になぞらえるのは、日本人だけではなかったのかぁ。)
ここで再び思う、やっぱり「かぐや」という命名はおかしいのでは?せめて「かぐや姫」にしてほしかった。いやそれなら「織姫」のほうがいいか?確かにこの「かぐや」が飛ぶ姿はどこと無く「月の使者」が乗って降りてきた乗り物に形が似ている。〔しつこいです、私は〕

昨日は、街角で久しぶりに息子の幼稚園仲間のお母さんとばったり。彼女は介護の仕事をしている。いつかゆっくり会って話したいねとは言いつつも、「介護に休みはない」という彼女の一言が耳に残った。最近、「街角でばったり」がかなり多いのはなぜだろう?

今日は朝っぱらから大きな買い物。
パソコンのモニターが突然ブラックアウト!したのだ。
早速サービスセンターへ聞いてみるも修理代で新品が買えてしまう値段設定に疑問を感じる。どこが悪いか見てもらう見積もりだけでも2〜3000円もする。これでは誰も直して使わないわけだ。新しいのを買って、使えないのは捨ててしまうかも。最初に値段を高く設定し、その代わり「ライフタイム、ワランティ」しては?ついでに、修理中の代用パソコンも安価で用意してほしい。そういう保険て有るんだろうか?碧い地球を沈めないためには、物を捨てない社会にしなくては、カエルくらぶはつぶやく…。買わないのが一番!という説も。

午後、週末追分へ出かけるので、今日のうちに澄子さんのポスター展へ〔17日まで〕。信濃町から7分ほど歩く。大通りをちょっと入ったところに、さりげなくアートコンプレックスという優雅な空間があった。学校の教室のように、展示室が並んでいる。一階には感じのいいカフェもあった。「本の散歩展」のポスターがずらりと並ぶ。日頃ゴゴシマ屋の店の奥に並ぶのとはまた違って、額に入れるとピシッと格好いい。澄子さんの完全手作業によるシルクスクリーンは、その独特な渋い色味が「古本」にも通ずるのだが、なんと国産の安いインクを使った結果オーライだったとは。

日の暮れた西荻に戻り、高校時代の同級生のFさんに会う。30年ぶり。ひょんなことで同じ町に住んでいることがわかった。話しているうちに忘れていた記憶が蘇って来るのには正直驚いた。ここいらでちょっとカンフル剤を使わないと、永遠に忘れてしまいそう…ま、たいした話ではないのだが。「ほら、あのカエルみたいな先生…」「M先生?」「そうそう!」彼女もこの先生の名前が自分の口から出てきて驚いたらしい。これもちょっとした脳トレーニングなり。