otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

本屋の床に座り込む人

■萩 靴を脱いで上がってもらう店なので、床にも座ることができる。立ち読み厳禁とも、座り込みしないでくださいという張り紙はしていない。時折、床にべたっと座って、一心不乱に本の世界に埋没している人がいる。意外と女性に多い。 昨日もお子さんをご主人…

ねこの新聞デビュー

追分公民館だより「やまぼうし」に「わが家のペット」と言うコーナーがあり、そこにベルのことを書いて欲しいと新聞部のSさんから依頼があり、うーん、あいつはペットでは無いのだがと思いつつも、もし猫に戸籍があるならば、ベルの本籍は軽井沢町大字追分…

モロコシとぜんざい

トウモロコシを七輪で焼いて食べるということを、夏の間にやりたいと思っていて、でも日々の生活に追われてできていなかった。無休で店を開けていたので、今月は昼食と言う行為が一回も無い。このままでは秋になってしまうもの寂しいと思い、意を決して先週…

本の取り持つ縁

やっぱり雨だった。中学生の遠足はどうなっただろう? 早番で店へ行く。雨なので、外の正直文庫はお休み。いつもは開け放つ窓も、今日は玄関と裏のみ。一時過ぎまで人影は無い。その後来たお客さんは、石井桃子さんの本数冊とともに絵本のコーナーから、一冊…

日暮れが霧に乗って

今日は朝陽で目が覚めた。太陽光線を浴びるととたんに元気になる私は、早速洗濯機を回し始める。 遅い朝食のあとN氏は店へ出立。私は遅番ゆえ山荘に残って、新刊本の手配や、昨日の続きで台所の片付けなど。 昨日ゴミ箱の位置を流しの左隅から右隅に移動し…

蜂蜜好きな熊と、詩の好きな蝙蝠

信州の山にはいったいどのくらいツキノワグマが生息しているのだろうか?先週テレビの地方版で、熊が蜂蜜を狙い養蜂の箱を襲ったというニュースをやっていた。真夏でも熊が人間界に出てくるのかとおどろいた。なんと今日店に来たお客様が、趣味で飼っている…

明るくなりつつある林にて

天気予報(があたるかどうかわかったもんではないが)によると、今週はずーーっと雨模様である。ちょっとがっくり。 本屋としては雷雨は困るが、雨天はむしろ繁盛する気配がある。昨日もホテルに帰ってすることが無いからここで本を買っていき、これから読む…

鳥の樹

霧雨で始まったまだ夏のはずの寒い土曜日。朝は10℃を下回って、羽織ったセーターの前をかき合わせる。 朝食はトーストに、熱いスープと、ラタトゥイユを暖めてたまごを落としたものを添えた。昼からの開店なので、朝食はたっぷり食べる。あっ、本日は週末…

寒いというせりふをもう。

予報よりも寒い一日だった。 午後九時、玄関外の温度計は10℃。寒いわけだ。雨まで降り始めて、一段と空気が冷たい。 ブログのタイトルは、4月25日「寒いというせりふをまだ。」をもじったが、わずか4ヶ月前に5℃で寒いと言っていたわけで、いやはやこの…

野の花を

当店が開店しつつあった二年前の秋に、『諸君』の「古本蟲がゆく」の取材が入った。池谷伊佐夫さんといえば、『東京古書店グラフティ』『三都古書店グラフティ』『神保町の蟲』などの古本本の作者。実はこれらの本は我々の古書店計画の際にも大いに参考にさ…

ミルキー・ウェー★

今朝は朝陽からもう秋の日差しだった。すっかり物置になりつつあるベランダのごみを、町の塵芥処理センターに運ぶことに。おそらくこのブログ読者はは町外の人が多いと思うので、ちょっと現状報告を。 軽井沢町は、ゴミは町指定のゴミの袋を購入して、分別し…

晴耕雨読の火曜日に

■うーん秋の匂いがする… 午後から雨模様の一日だった。 交代する頃がもっとも強い土砂降りで、私は合羽を着こんで里へ下りた。いつもは通称「きのこ道」から「登山道」へ出て下り、諏訪神社の脇を左折し、「栗一本原:くりいっぽんはら」の端を通過し、玩草…

カレンダーが動き始めた月曜日

番頭N氏は松本市場に出かけるため、久々に早起きの月曜日。 7月17日から無休で店を開けているため、すっかり曜日を忘れたままだったが、ちょうど一ヶ月が経過したことになる。 毎日開店は大変なようでも開店時間が昼からなので、わりと朝はのんきに過ご…

雨で一幕おりた

一晩中降ったり止んだりだった。朝起きてみたら、珍しく霧が巻いていた。夏の霧は珍しいものどころか、このあたりの名物だったはずだったが、日中30度まで達する昨今では、霧の出番は無い。今日は全国的に涼しかったようだが、軽井沢は最低気温が16℃で、私…

気まぐれな土曜日

このかきいれどきの土曜の午後にいったい何回雷雨があったことか。テニス・ゴルフ・トレッキング・サイクリングといったアウトドアに興じていた人はさぞ困っただろう。 風邪と外出から復帰した番頭N氏に店は頼み、今日は山荘に残り片付けに専念した。貯まっ…

道は混んでいたらしい

お盆の期間の風物詩といえば、国道の渋滞。ガソリン代の高騰で、今年は車利用はどうかなと思っていたが、渋滞しないというところまでは減少しなかった模様。午前11時すぎ、国道18号線は上り下りとものろのろであった。 少年Rが帰京の際荷物を積んで追分駅ま…

ワインとコロナ

先のサミットで具された国産ワインのうち約半分が長野県産だったそうだ。しかもこのあたり東信地区である小諸と東御市からだったとか。 追分が起点の浅間サンラインは、もともと広域農道であって、浅間山南麓になだらかに広がる緩斜面は、農作物耕作地には向…

雨音に消えた盆踊り♪

お盆の時期に突入にした。 朝、墓参を済ませて、その後親族で恒例の集まりがあったが、午後いつもどおり開店した。 昨日から番頭N氏が夏ばて?でダウンし、今日もついに店にはこられず、少年Rにアシストしてもらい、なんとか乗り切った。午後から予報どお…

お残しは罰金

いよいよ時期的に「避暑地の本屋」の最盛期に突入(希望的観測)である。(季節によりタイトルの変わる本屋は珍しいのではないだろうかとふと思う。)少年Rが帰省しているので、彼の独り暮らしサバイバル、一学期が無事終了ということもあって、昨晩は三人…

振る舞いメンチ金カツ!

秋から始まる新しいイベントのお知らせです。 永楽屋ガーデン岡田さんによる「花木と語らう緑の園芸教室」を10月と11月に行います。秋から?と言うなかれ、秋は園芸にとってもっとも大切な季節なのです。 「自然を見て、知って、育てて、造る」という今まで…

レベル2→小噴火?らしい

浅間山の噴煙が最近多いなあと思っていたら、火山性の地震はすでに相当数起きているらしく、警戒レベル1が2に引き上げられ、火口近くには近づけないようになったのが、一昨日だった。ついに今日午後にはちょっと噴火したとか。しかし、私は体感したわけで…

白紙に綴った御礼

「日和」の9月号が届いた。昔ながらの八百屋が背景にちらりと見えるのがいい。表紙の日傘を差した着物美人は日本の良さの伝道すべく、アンティーク着物で島崎藤村を歌う女優の源川瑠々子さん。3回目となった日和文庫の連載、当店の今月のお勧めの二冊は、と…

88パチパチと××

ついに来た、オリンピックではない、うちの茄子のこと。 花が落下してもうだめだと思っていたら、いつの間にか葉陰に二つ生っている!葉だけは相当立派で、まあ観賞用には良かったのだが。実もなるに越したことはない。しかし、3本植えて茄子二個とは、生産…

衰えのなかで

都市部で思わぬ水害がおきてしまっている。まさかの被害にあわれた方には本当にお気の毒なことだ。天災ではなく人災といえると思う。 周りを人工物で覆われているとき、人は本来の勘のようなものは、どこかへ置き去りにしている。―むしろそうしないと、セン…

はじめはトトロ

茂木健一郎さんの「クオリア日記」にこう↓書いてあり、しかも八十ちかい母親までもが、楽しみにしていると言うもんだから、日頃あまりテレビを見ない生活だけれども、今日は見ることにしたのだった。 ・・・・・・・・・ プロフェッショナル[仕事の流儀] 宮崎駿のすべ…

探鳥蝶蟲会

慣れない朝六時起きで、昨晩はさすがに眠く、『篤姫』のあと野口みづきさんをみたら、睡魔に襲われ、ブログ更新は失礼しました。 多数参加で無事終了の有難さを感じつつ撃沈でありました・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・夏の朝らしくすっきり晴れて、…

木星が雲間から

今日は11時開店は、番頭Nに任せ、私は谷口奥さんをつき合わせて、追分奥地探索を午前中に。なんのことはない林道から北の国有林を少々歩いた。キンミズヒキ、ヌスビトハギが花をつけている。もう秋の入り口だ。オカトラノオの白い房状の花も今が盛り。チ…

高原列車の記憶

軽井沢と草津を結んで走っていた草軽電鉄のことを懐かしむ人はいまだに多い。昭和37年まで走っていたので、50代後半以上の人なら、実際に乗った記憶がある方もおられるはずだ。(もっとも新軽井沢と上州三原間は昭和35年に廃線となっている。) 古本屋という…