otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

蜂蜜好きな熊と、詩の好きな蝙蝠

otobokecat2008-08-26

信州の山にはいったいどのくらいツキノワグマが生息しているのだろうか?先週テレビの地方版で、熊が蜂蜜を狙い養蜂の箱を襲ったというニュースをやっていた。真夏でも熊が人間界に出てくるのかとおどろいた。なんと今日店に来たお客様が、趣味で飼っているミツバチの箱が熊に襲われたという話をしてくださった。(隣町の話である。)
熊とハチミツという組み合わせは、熊のプーさんといい、よく絵本にも登場するほほえましい光景だが、これが現実ともなるとそうも言ってられなくなる。
自然と人間の接点の難しさ。
絵本クマのプーさん (大型絵本 (5)) プーのはちみつとり (クマのプーさんえほん (1))

サリーのこけももつみ (大型絵本)

サリーのこけももつみ (大型絵本)

サリーのコケモモつみのクマとの接近シーンも迫力がある。 

■最近の枕もとの一冊  
『詩のすきなコウモリの話』
ランダル・シャレル作 モーリス・センダック絵 長田弘
 岩波書店 1989
ジャレルが長生きをしていたら、どんな作品を生み出していただろう。この本のセンダックのペン画も素晴らしい。挿絵の力を感じる一冊でもある。子供向け第一作目の『走れ!ショウガパンうさぎ』(岩波幼年文庫)の絵は、ガース・ウィリアムス。同じペン画でもパワフルだ。