otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

日暮れが霧に乗って

otobokecat2008-08-27

今日は朝陽で目が覚めた。太陽光線を浴びるととたんに元気になる私は、早速洗濯機を回し始める。
遅い朝食のあとN氏は店へ出立。私は遅番ゆえ山荘に残って、新刊本の手配や、昨日の続きで台所の片付けなど。
昨日ゴミ箱の位置を流しの左隅から右隅に移動したのだが、食事を作るときにゴミを手に持ったら左へという動きが完全に刷り込まれてしまっており、ゴミを持ったまま、ゴミ箱の無い壁の前で足を止め、「いかん」と踵を返す始末。今朝もまだ修正はできていない。うーん。修正不能状態はいつまで続く?

三時に交代すべく下山。日一日と変わっていく林を歩くのは楽しい。色鮮やかな紅葉した葉がはらりと落ちていたりする。まだ緑の葉が多い中に「赤」があるとはっとする。最近の雨の効果できのこはそこここに出ている。
そしてススキの穂も出始めた。

店は今日もスロースタートながら、三時ごろはお客様が切れない。リピーターと初めての方が半々ぐらいか。さすがにもう小さい子どもの姿はほとんど無い。
夕方私立女子校の先生が見える。この夏二度目だそうだ。夏の初めには部活動の合宿で、そして今は中学一年生の林間学校の引率で、もう16年間も毎夏追分にみえているという。年によって天候の違いがあるだろうし、子どもたちも年々変わっていくだろう。定点観測はなかなか面白いに違いない。明日は峰の茶屋から白糸の滝まで歩くということだが、お天気はどうだろう。最後にかなり急な下りがあったと思うので、雨降りだとちょっと大変?浅間山も見えるといいが。

夏の間に児童書・絵本が良く出て、棚が空いてきたので、店番の合間に補充する。6時に店を閉める。あたりはもう薄暗くなってきている。東の方から霧が巻いてきている。店内の片づけをして、戸締りをして店を出たら、もうすっかり暗くなっていた。懐中電灯を取り出して、山道を登っていくと、木々の合間から家々の白熱灯の和やかな灯かりが漏れて来る。
街路灯の灯かりは蛍光灯で、白々と寂しい。

足早に坂を上り林道に出たら、山側(北)はもうすっかり霧に覆われていた。
昨日よりも夜の訪れが早い。


■カルイザワテンナンショウの結実;そのうちこれが真っ赤になる。

■庭のオオボケに巻きついているアケビの実。モンキーバナナではありません。