otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとつの区切り

【林の中の孤高】雑木林というのは字のごとく、いろいろな雑多な木の集団。 落葉樹が多いこのあたりの林で、目ざめた樅とか、櫟とか常緑樹のちび助は、ここからも半年間のみ寒いながらも日の光を浴びることができる。 そしてやがて、そうざっとあと30年ほ…

備忘録など

■児玉清さんお勧めの本の中から。 何時かどこかで見つけよう。 『王様と私』ハーバート・ブレスリン、アン・ミジェット 著 相原真理子 訳 集英社 2006 ユル・ブリンナーのそれではなく、オペラ歌手パヴァロッティのマネージャーだった作者による一種の暴露本…

窓から光が・・・

よくもまあ降ったものだ。雷まで。 東京では夜明けとともに嵐が去って、澄み渡った青い空・白い雲が見える。 しかし一歩外に出たら、不気味な暖かさと風の強さに驚く。 掃除・洗濯ははかどるけれど、それに肩こりもちょっとおさまるけれど、油断大敵!用心用…

向日葵のような

追分は寒冷地なので、たとえば東京で見られるように、真冬でもプランターにパンジーが咲いているなんてことはまずない。下手をすると部屋の中でも物が凍るため、凍らないために冷蔵庫に入れるといったことも発生する。そういった白黒のはっきりした土地なの…

今年最後の店開き

浅間山がくっきりと見えた好天の週末。 12月は隔週末開店なので、これが今年最後であり、新年からは冬眠をすこしするので、事実上今シーズンの最後の開店だった。さすがに冬季の夜中の追分行はきついので、23日朝に発って行く。 23日はただの土曜日ではな…

「立石書店」オープニングイベントへ行ったのだ

地下鉄「早稲田」を降りたあたりから、騒々しい。日頃学生が多い駅だが、どうも今日は中高年が多い。あちこちに「穴八幡→」の案内が。まあ私もそちらへ行くわけですが。地上に出たら、みな穴八幡方面に向かうではないか?まさかみな「立石書店」へ?行こうと…

ラスト10らしい・・・

店を隔週開けにしてから、すこし週末に余裕が出てきた。それでも土曜日は一週間の疲れがたまっていて、連れ合いの休養日となっており、さすがに土曜日はとても出歩けない。岡崎さんの講演会も国立と近かったけど失礼してしまった。…もっともこういったことも…

50は100の半分

石井桃子さんは亡き祖母の友人のため、失礼ながらその偉大なお仕事よりも身近な存在に勝手に感じていて、いままで具体的な年齢は存じ上げなかったが、最近、来春100歳を迎えられることを伺い、私の半世紀先を歩いておられたことを知った。なるほど一主婦…

朝日が差し込んで

『いちばん美しいクモの巣』 アーシュラ・K. ル=グウィン (著), 長田 弘 (翻訳), ジェイムズ ブランスマン(絵) みすず書房 お客さんとの会話の中から多くのものを学ぶことができるということが、店を開けたことによる収穫のひとつ。おそらくこの本との出逢…

先を行く人々

児童文学者、翻訳者;渡辺茂男さんが先月18日に亡くなっていたということを知り驚く。 『しょうぼうじどうしゃじぷた』1966が絵本作家としてのデビュー作だったそうで、私はこれをこどものとも(月刊)の一冊として、リアルタイムにポストに受け取っていたこ…

埋もれた物を発掘すること

8日、海野弘さんと岡崎武志さんのトークショーが目白のポポタムさんであって、行ってきた。岡崎さんは海野さんの本を73冊も所蔵しておられるとのことで、当の海野さんもびっくりなさっていたが、私はというと『モダン都市東京』ぐらいで、いささかいい読者と…

日の暮れ、年の暮れ。

2006.12.03.17:01.at shinano-oiwake station■私のCD棚から 石川セリ『翼』武満徹ポップ・コレクションズ(DENON)1995 現代音楽の巨匠が、お隣の御代田町を愛していたということが、それまで近寄りがたかった武満音楽を数センチだが身近にしてくれた気がす…

光の国か?

およそ人の気配のない田舎の駅が、「光の国」と化していたのにはたまげた!どうやらコンテストか何からしいが、いささかこの駅にはあってないような気がする。この写真を撮ったのは、3日の午後5時頃。空がちょうど塗り替えられる時分で、そのときの空の色…

手動式です。

しなの鉄道は、冬季限定で、ドアが手動式になっています。 これは始発の軽井沢駅に停車しているところ。7cmぐらい開いていて、手で開けて乗り込みます。すでに氷点下の日々なので、暖房がもったいないというわけです。さすがに安全の点から、手動は始発駅…

めがねの忘れ物!!!

12月3日に日帰りで追分に行ってきた。 しなの鉄道の「信濃追分」駅にお知らせが貼ってあった。なにしろ乗降客の多くない駅で、週日は地元の利用者のみでしょうが、週末は若干の観光客も利用するので、この張り紙をみることのない人へ、これまた利用客はかぎ…