otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

今年最後の店開き

otobokecat2006-12-24

 浅間山がくっきりと見えた好天の週末。
12月は隔週末開店なので、これが今年最後であり、新年からは冬眠をすこしするので、事実上今シーズンの最後の開店だった。さすがに冬季の夜中の追分行はきついので、23日朝に発って行く。
23日はただの土曜日ではなく、天皇誕生日=祝日、さらに冬休みに入っている学校も多く、朝の出立はかなり危険を伴うことはわかっていたが、いよいよサラリーマン生活ともおさらばな連れ合いは満身創痍状態にて、チョイスはなし。
案の定渋滞があり、でもこれは事故渋滞だった。側道をレッカーが3台向かっていたから、車三台の事故らしかったが、現場を通過した頃には収束していて、ボンネットがつぶれたワゴンが一台のみ路肩に見えた。行楽に向かう前だったかもしれないが気の毒に。
8時ごろ出て、現地には開店11時頃だった。(プラス1時間かかった。)気温は3℃、池に氷も張ってなくて思ったより暖かい。ついたとたん、ばたばた店を開ける。


O村古本屋日誌(2006★Final)

二週間ぶりに店を開けたが、O村そのものが閑散期であるからこそ可能なことではあるが、常連さんが次々に来てくださって、有難い。
また建築士のMさんとカーテンやさんSのさん、工務店のMさんも顔を出してくださった。
顔見知りばかりなので、寒い中来て下さったし、店もなかなか暖まらず、薪ストーブががんがん燃えていたので、奥の間にお誘いすると、みな薪のはぜる音に引き付けられるように、奥へはいってくださる。おしゃべりをしたり、珈琲を淹れたりする。いよいよ村の古本屋化へ。これもまたたのし。

Sさんお持たせの「冬至【ゆず風味】チーズケーキ」の濃厚な味がブラック珈琲にぴったり。Jさんからはりんごを頂戴する。どうも皆様ご馳走様です。

そんなわけで23日は大幅に閉店が遅れたが、店でこんなにくつろいだことも珍しいが、たまにはいいか。
林道の家に上がり、連れ合いが開店中に一度家を開けに来て、水道栓を開けて、家も温めて置いてくれたので助かった。(ここでは冬は凍るので水道の元栓を閉めて下山する)

東京から持っていった材料で味噌煮込みうどんを作って、コタツで食べる。
Mさんにいただいた下仁田ネギもたっぷり入れる。

24日は23日よりもクリアーではなかったが、気温は低かったらしく凍った池の氷は一日中溶けず。客足も鈍し。ひたすら値付け作業。やることは山ほどあり、店番しながら本を読むなんてことは当分できそうにない。

「2006年の営業は終了しました」の掲示をだして、16:00過ぎ閉店する。
8月からひたすら走りまくってきた5ヶ月だったが、ようやく一区切りついたかんじで、ちょっとほっとする。
冬の間にじっくり熟成して、春の芽吹きとともに起き上がろうと思う。

★冬季中はよろしく!
 古書追分コロニー;http://www11.plala.or.jp/colony/


■今日の一枚:西日が差込みSさんの作ってくれたガーゼのカーテンに梨地のガラスの模様と格子戸のラインが浮かび上がったところ。実はこの一瞬のためにこの窓にはこの生地が選ばれた。北欧の麦藁細工の雪の結晶の柄がアクセントになっていいでしょう?