otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

堀辰雄と室生犀星

昨日は5月28日は堀辰雄の命日で、多恵子夫人と相談の上、数年前にこの日を「のいばら忌」と称することにしたと本日の講師:相馬正一先生がおっしゃっておられました。霧もまきがちなこの時期、高原の冷たい空気の中でも凛としてノバラが咲いており、けな…

そろそろ白花の季節

■雨の散歩道 今日は雨の水曜日。連休後は手品を見るように一雨ごとに新芽が吹き出していましたが、今はもう緑が深まるばかりとなりました。 ついに栗の葉も出て、木の葉のパラソルがすっかり開いたと言うかんじで、何時の間にか林は鬱蒼となり、地面に陽が差…

見えないものは

昨日は上原巌先生の森林の効用のお話をブックカフェで伺いました。全国的にまるで雨季のような雨模様の日曜日の朝。その雨の効果で飛び入り参加もあり10名の参加となりました(MAX:15)。経営的?には参加者は多いに越したことは有りませんが、空間…

縁が灯した火

ここのところ、本屋内外で連日さまざまな会議、打ち合わせが続いています。本屋稼業がともするとおろそかになりがちで、少々焦りもしますが、思えばどれもこれも本が縁で生まれたつながりによるものです。せっかく点いたろうそくの火を消さないように、大切…

郭公が夏を呼ぶ

昨日、店の近くで今年初めての郭公の声を聞きました。山荘の方が若干標高が高いけれど、めったに郭公の声は聞くことが出来ません。オオヨシキリなどの巣に托卵すると聞いたので、アシが茂っているような水辺の近くの方が好きなのでしょうか。借宿の遠近宮で…

町内観光日 後編 (ふたたび長文)

■フデリンドウが見頃を迎えました。太陽の日差しに誘われてぱっちりと咲きます。夕方には閉じます。 ・・・・・・・・・・・ 『絵本の森』を楽しんだ頃には昼食時間をとっくに過ぎていました。さすがにお腹が空いてきたので、ミュージアム・カフェ ルーエの…

町内観光日 前編 (長文)

東京の市場に行かない月曜日。天気も良さそうなので、思い切って、町内の視察?に出かけることにして、前日、しなの鉄道の時刻表、町内循環バス時刻表(西・東周り)、軽井沢ガイドブック等をにらめっこして、二時間ほどかけて一筆書きの行程を考えて手帖に書…

春爛漫

月の初めはまだまだ殺風景だった追分ですが、この二週間で見事に変身しました。 気温の方は再び下がりましたが、連休中の半袖が着たくなるような暑さの方がむしろ異常で、これで例年並みと言うところでしょうか? 昨日おとといあたり、朝晩は零度近くまで下…

三昔前の記憶をたぐる

ずいぶんと久しぶりに東京へ出ました。一ヶ月ぶりでしょうか。 思えばいろいろなことのあった激動の一ヶ月でした。春の大雪が降る中小布施に行き(17・18)、堀多恵子さんが亡くなられ(16日)、お葬式があり(20日)、今期イベント1号の自然観察会があり(2…

雨が緑をベールをかけていく

ここ数日の異常なほどの高温が、今日は雨によってクールダウンされて、一息ついた感じです。雨に洗われて緑がいきいきと見えますが、つい数日前は陰も形も無かったように思うけれど、もうすっかり地面は緑で覆われ、あまりに何食わぬ顔つきなので、「アレ?…

夏より暑い日々

29日からのいわゆるゴールデン・ウイーク、追分に限っては「グリーン・ウイーク」は無事峠を越しました。たくさんの方のご来店有難うございました。この時期とお盆は家族連れでのご来店が多いのが特徴です。児童書、絵本がたくさん売れました。家族、たまに…

季節の扉

今冬は、暖冬と言われていたこともあり、冬の入り口がどうも無防備でした。だから余計に冬の厳しさに翻弄されてしまったようです。重石が取れたなと感じたら5月になっていました。 春が来るのを待たずに、逝ってしまわれた方も追分村でも何人もおられ、お年…