縁が灯した火

ここのところ、本屋内外で連日さまざまな会議、打ち合わせが続いています。本屋稼業がともするとおろそかになりがちで、少々焦りもしますが、思えばどれもこれも本が縁で生まれたつながりによるものです。せっかく点いたろうそくの火を消さないように、大切にしていきたいと思います。

ここへ店を出し４年目、移り住んで３年目。村暮らしは都会と違って戸惑うことも多いのは事実。でも軽井沢、特にこの追分のユニークなところは我々と同じように都会からこの地に縁があって移り住んだ人、この地に久しぶりに訪れた人、観光で訪れた人、先祖代々この地に住んでいる人など、さまざまな人間がいて、それをスッポリと包む高原の自然が身の回りにまだ辛うじて残り、ばらばらな様でも浅間山の話や、草木の話、キノコの話、動物･鳥の話、天候の話をすれば話が弾むという点で、やはり恵まれている土地柄だといえるでしょう。なにせ４万年前からそこにある山がどーんと鎮座していれば、人間のいさかいなどちっぽけなものだと…。共有するものが多いと言うことは都会ではあまり無いことです。

明日は上原巌先生のトークです。１０：００〜＠追分コロニーブックカフェ
新しく出た本もお持ちいただけるとのこと、さてどんなお話が聞けるでしょうか、楽しみです。

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