otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「る」手拭い

当店の七不思議に「古いものを扱うのに建物がやけに新しい。」とか「風呂屋ではないのに靴箱がある。」「食べ物やでもないのに暖簾がかかっている。」とかありまして、そのうちの一つが「本屋なのに手拭を配る」というのがあります。 実は、エコバッグの代わ…

本日は今のところ青空なり

桜がほころび始めたという東京へ月火とでかけ、仕入れた本と春休み中の少年Rを載せて山小屋に帰宅。国道の温度計の「1℃」の表示が少年Rの目に入り、今週はじめの東京も桜が咲くのを躊躇ってしまうほど寒かったが、追分は相変わらず「しっかり」寒いことを…

まど・みちおの世紀

金曜日が旗日であったので、久々に三日連続の開店でした。最終日の日曜日は雨交じりでもあったので静かでしたが、金曜、土曜は久々に店が混んで、スリッパが出払いました。子ども連れのご家族での来店があると、そろそろシーズンが始まったなと感じます。追…

ブルー・トレインに乗って〔彼岸〕

信濃追分には様々な方面で活躍している方がたが住んでおられる。鉄道写真家真島満秀氏もまた追分人のひとりで、いつかお目にかかれるのを楽しみにしていたのだが、ご病気で急逝されたとのこと。折りしも惜しまれつつ廃止となり、ラストランとなったばかりの…

一時間天然ドラマ

朝から雨。天からまっすぐ大粒雨がばしばしと下りてくる。珍しく北の窓がびしょびしょに濡れている。気温は零度。雪に変るのも時間の問題だ、と書くうちに、スローモーションを見ているように雨粒が白い破線となって見えてくる。大雨が雪に変り、激しく雪が…

春の扉をたたく音

ここ数日、早朝の庭にドラミングの音が軽快に響いている。キツツキによる春の太鼓だ。 今朝は窓からもアカゲラやコゲラが幹に張り付いて、木の周りをらせん状に回りながら登り、時々とまって木をたたいているのがよく見えた。つついているのが木なので静観し…

赤い鳥がつついた

昨日の追分は、雨に始まって→雪→曇り→快晴・風もありと、天気マークをすべて使いつくした一日だった。さすがに人出は少なかった。 ■サルノコシカケに積もる三月の淡雪今日は一転して「晴れ」マーク一辺倒。すでに地面には残雪は無いが、山は再び真っ白になっ…

心配事ははねとばせとび!

信州に引っ越して、この春は無防備でも大丈夫だったのだが、ここ数回東京行きから戻った翌朝に、目覚めたとたんくしゃみを繰り返し、洟がたれてくるわ、目はうるうる涙目という悲惨な状態となっている。スギ花粉症を数十年わずらっていたことを思い出した。…

猫だのみ

■白く静かな昨日の浅間山→ 日本は年度の切り替えが四月一日なので、一年中で三月ほど落ち着きの無い月は他に無いのではなかろうか。学校、職場の人間模様もがらりと変る。おまけに気候も安定しないし、本州以北では大体春らしい景色がみるみるうちにほどけて…

てんぷらではなく

昼近くに役場に行く用があるときには、すぐ近くの丸屋食堂で昼食を食べる。番頭は私は天ぷら蕎麦を食べたとメールマガジンに載せて発信してしまったが、私が食べたのは「山菜蕎麦」なり。(ちなみに親子丼と山菜蕎麦は同じ値段です。) 番頭氏は残念なことに…

はるかなる桃の花

月曜日は鉛色の木々の合間に横川あたりから梅林が望めて車窓の景色がこれから楽しみになるねと言いつつ神保町へ向かう。今回は一泊して、火曜日は先月作った眼鏡の調節や諸雑用をしてから、まだ古書会館での待ち合わせまで時間が少しあり、思い立って上野の…