otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

お残しは罰金

otobokecat2008-08-12

いよいよ時期的に「避暑地の本屋」の最盛期に突入(希望的観測)である。(季節によりタイトルの変わる本屋は珍しいのではないだろうかとふと思う。)

少年Rが帰省しているので、彼の独り暮らしサバイバル、一学期が無事終了ということもあって、昨晩は三人で佐久へ焼肉を食べに行った。我々にとっては7月16日からノンストップ開店の日々で、昨今少々息切れ気味でもあり、折り返し地点の息継ぎ?という意味合いもある。本来なら久々のお袋の味でもてなしてやりたいところが、すまん今は自営業最盛期なのだ。
三人で焼肉は久方ぶりだが、番頭N氏の食べる量がへり(↓)、独り暮らしR少年は食いだめ(↑)?。私は主婦でなくなると外食の機会は有り難しで↑という構図であった。
取り立てて有名な店ではないこの店のユニークなところは、食べ放題なのだが、終了時に残したものがあると加算されるシステムになっているということで、とかく食べ放題だと品の無いことになりがちだが、そこがこのシステムにより抑えられている。マナー的にも、エコロジー的にも解決するのだ。「お残しは許しまへんで〜」という忍玉乱太郎のおばちゃんの声が聞こえて来るが、「食」がとかく乱れている日本では、こういった日常の「もったいない」教育は大切だと思う。残さなければ、使いまわされることもない。
夏休み中ということで、平日の夜も家族連れや、学生の団体などで賑わっていた。

信じられない方も多いだろうが、すでにここでは秋の気配が始まっている。足元には色づいた葉も落ちている。これは木々の自然淘汰の表れではないか。まだ八月半ばとはいえ、すでに植物の成長点は越えており、厳しい冬に向かって坂道は下りとなっているのだあと半月ほどの暑さの中で、サバイブしていくためには、木々の中で弱った部分を切り離して行く必要があるのだろう。。一日の温度差が10度くらいあり、黄葉の条件も備わっているのかもしれない。立秋とはよく言ったものだと実感する。

八月末まで(三択:もう・まだ・うーん)三週間・・・。

■今日の一冊『海からの贈りもの』アン・モロウ・リンドバーグ
  吉田健一訳 新潮文庫 昭和42
  落合恵子訳 立風書房 1994
海からの贈りもの - Gift from The Sea【講談社英語文庫】←これがオリジナル