otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

気まぐれな土曜日

otobokecat2008-08-16

このかきいれどきの土曜の午後にいったい何回雷雨があったことか。テニス・ゴルフ・トレッキング・サイクリングといったアウトドアに興じていた人はさぞ困っただろう。
風邪と外出から復帰した番頭N氏に店は頼み、今日は山荘に残り片付けに専念した。貯まってしまった洗濯掃除洗濯、荷物移動に終われ、ふと気が着いたらもう四時だ。
梨を剥いて、一息入れる。
何事もなかったように、うっすらと黄色い西日が北側の窓から差し込んでくる。時折ふっと風が吹いて、葉の上に残った雨をぱらぱらと振り落としていく。林道に水溜りができているのだろう、水の上をすべるシャパっとタイヤの音がする。
メールのチェックをすると、オーダーをいただいており、店に連絡する。あら、その間にもう日差しは消え、うっすら霧さえ巻いてきた。本当に猫の目のような空模様の一日。もう一回ぐらい降りそうだ。やれやれ。店の様子はどうであったろうか。雨宿りでカフェの利用があったのかな。

さて。休憩は終わり。汗も引いたので、もう一働きしよう。

■ねこはいいな。

■昨晩の一冊
『小説は何処から来たか』 (叢書 L’ESPRIT NOUVEAU)
後藤明生 白地社 1995

★あれからたびたび雨が降り、なんと、夕方には雨のウエーブがあった。林の向うの方から雨脚の速い雨の音が近づいてきたかと思ったら、家の北の屋根がまずたたかれ、次に南の屋根が音を立て、南のベランダのトタン屋根をたたき、雨は林へ抜けていった。まるで生き物のように走り抜けていった。ちょっとぞくっとした。今のほんとに雨??