otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

木星が雲間から

otobokecat2008-08-02

今日は11時開店は、番頭Nに任せ、私は谷口奥さんをつき合わせて、追分奥地探索を午前中に。なんのことはない林道から北の国有林を少々歩いた。キンミズヒキ、ヌスビトハギが花をつけている。もう秋の入り口だ。オカトラノオの白い房状の花も今が盛り。チョウセンゴミシにも青い実がころころとついている。

第二林道を抜けて、ショートカットでヒマラヤハウスさんへ。今の営業形態はこの夏が最後とのことなので、ご機嫌伺いに。完全に閉じてしまうのかと思ったら、形を変えるとのことでほっとした。美しい生地を見せていただき、目の保養を。追分宿まで坂道を下り、ごんざさんでお昼。ごんざさんにはいつも爽やかな風が吹いている。中庭にすくっとフシグロセンノウが一輪咲いていた。かつてみられて、今の軽井沢で見られなくなった花の一つ。
ごんざさんとは、めだかの養子縁組をしている。

二時前に店に行き、谷口さんの鳥の絵描き教室が始まるまで番頭氏と店番交代。
本日は土曜にしては混雑はないが、嬉しいことに本好きのお客様に恵まれ、本屋らしい店の様子だった。
四時から鳥の絵描き教室。本日のお題は「キビタキ」。参加者は6名。新入生2名、リピーター4名。谷口高司先生のご指導の下、まずスズメでたまご式をおさらいし、カナリーイエローの夏の使者に挑戦。前回のオオルリよりも描きやすく感じたのは、やはり実物を見たからか。手は数十年ぶりに色鉛筆を握り締め画用紙と格闘しながらも、耳は谷口さんの薀蓄有るお話へ。
この小さな鳥の部分がすべてが、用途に合わせて出来上がっており、人間はこの小さな鳥たちから多くを学んで、例えば飛行機の翼の仕組みなどもここから生まれているのだというのだ。

6時に解散し、店を閉める。今日は外食し、そのあとヴェルデ練馬で毎日開催の星の観察会へ。支配人の手水サン御自ら、天体望遠鏡を使って見せてくださり、しかも合間に様々な星のお話を聞かせてくださる。あいにくうっすら雲が空一面に出ていて星は目視できなかった。
辛抱強く待つこと一時間、ついに雲が切れて少しずつ見られるようになる。白鳥座のベガ。木星とその4つの衛星を見ることができた。
天体に目を向けていると、なんかちっぽけな身近なことなど吹き飛んでいくような、そんなすがすがしい時間だった。

さあ、明日朝は早起きして、追分散歩。7時50分店の裏手に集合デス。出発は八時。
帰宅したら、お申し込みの留守番電話やメールが入っていた。ご連絡有難うございます。では明日朝お目にかかります。
おやすみなさい。