otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ワインとコロナ

otobokecat2008-08-14

先のサミットで具された国産ワインのうち約半分が長野県産だったそうだ。しかもこのあたり東信地区である小諸と東御市からだったとか。
追分が起点の浅間サンラインは、もともと広域農道であって、浅間山南麓になだらかに広がる緩斜面は、農作物耕作地には向いている。小諸と東御市はこの沿線でもある。ワイナリーに知り合いはいないが、このニュースはちょっと嬉しい。

今朝また浅間山は小さな噴火をした模様。三回目
400m噴煙があがり・・・というので、地上で考えたら400mは凄いと思ったが、映像ではちょろりと煙があがっていた程度であった。今朝は久々に山はくっきり見えていたが、里からは噴火にはまったく気づかなかった。

夕方のローカルニュースで得た情報その2は、乗鞍コロナ観測所なるものが、来年度末(2010年3月)に閉鎖されるというニュース。
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/utyu_tenmon_norikura.html
岐阜と長野の県境、乗鞍山系の標高2,876mに作られた天文台は、太陽のコロナ専門の観測所で、60年も仕事をしてきたが、老朽化がすすみ、昨今は打ち上げられた衛星が仕事をカバーしてくれるので、その役目が終わったということなのだそうだ。

人工の灯かりが付近にないところという理由で選ばれたこの辺鄙な自然のめっぽう厳しい場所で、観測の仕事をしている方は、大変なご苦労をされていたようだが、この厳寒の場所でコロナグラフを覗き込む人生もあるのだなと思う。おそらくほとんど宇宙にいる気分だろう。
ここでしか見ることのできないあたりの風景をテレビが見せてくれた。天空の絶景なり。これからここはどうなってゆくのだろう?

ワイ島にも山頂に天文台があって、そこの天体観測のツアーに参加したときに、今ではよく見かける宇宙から夜の地球を写した電気地図をはじめてみたことを思い出した。真っ暗な中に日本列島が灯かりによってそのかたちをくっきり浮かび上がらせていたのはショックだった。乗鞍からはそのあたりは大丈夫だったか。

そうそう、天体観測といえば12日深夜あたりから、ペルセウス座流星群が見えている頃。昨晩、今晩と雨天ぎみだが、あと一週間は見られるはず、果たしてベルデに行ってみる余裕があるだろうか?そういえば昨日、星の本を探しに見えた親子のお客様がいたが、もしかして流星群の観察をした方だったのかもしれない。野尻抱影の本などをお買い上げになった。星と伝説 (少年少女ものがたり百科 4)


■浅間登山道入り口に設置された看板:石尊山には登れます。