鳥の樹
霧雨で始まったまだ夏のはずの寒い土曜日。朝は10℃を下回って、羽織ったセーターの前をかき合わせる。
朝食はトーストに、熱いスープと、ラタトゥイユを暖めてたまごを落としたものを添えた。昼からの開店なので、朝食はたっぷり食べる。あっ、本日は週末で11時開店です。
にわかに庭が騒々しいと思ったら、櫟(イチイ)の木が沢山のカラ族の襲撃を受けていた。ちょうど綺麗に実が色づいたところだった。その実がお目当てらしい。さすがよくみている。
20、30羽はいただろうか。シジュウカラ、コガラ、コゲラ、ヤマガラ、メジロなどが、先を争ってくちばしに赤い実をくわえている姿はなんとも愛らしい。
櫟の実の種は毒があるといわれているが、確かに鳥たちも、枝から実をもいでも丸呑みはせずに、実をつついて周りの赤いところだけを食べている。枝にぶら下がって、直接つついているのもいるが、櫟の木の枝葉柔らかいので、枝がたわんでいる。コゲラはやはりその習性からくわえていって、太い木の幹に張り付いてから、やおら実をつついていた。
まるで外国のクリスマスカードの絵の一枚のような美しいシーンだった。
ツリバナの木にもさくらんぼのように実がぶら下がっているし、コナラの枝先にちびのどんぐりがついている。くりにも初々しい緑のイガがもう沢山ついている。実のなる季節となってきた。
我が家のトマトもかなり赤くなってきたが、もったいなくて食べられない。野菜ではなく観葉植物なり。いやはや。
お知らせ:明日は10時より8月のエコセミナーです。長期滞在しておられる方、いかがですか?
店も10時過ぎから手前の本屋部分のみ開店しております。
ブック・カフェは12:30からです。
■アキノキリンソウ
■今日の一冊:ムーミンは秋から冬にかけて読みたい。
- 作者: 冨原眞弓
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/08/06
- メディア: 文庫
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