otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ゆたんぽ

otobokecat2007-12-17

最近ブームになってきているものの一つに〔湯たんぽ〕があるが、エコロジカル的に好ましいけれど、流行のものは輸入ものだったりして、4千円ちかくもしている!安全性、耐久性を重視して、一番安い赤いプラスチックの物を購入。千円もしなかった。見てくれは悪いが、カバーをかけて使うし、硬質プラスティックは結構硬いので、湯を注ぎいれる時の安定感はすこぶる良い。昔ながらのブリキ製のが欲しかったが、お湯を入れると暑くなりそうで、素手でもてるのかなあとか、冷える時には金属は早そうとあれこれ考えて諦めた。
この「ド派手赤プラ湯たんぽ」は早速活躍している。朝まで案外保温がいい―冷めないのには正直驚いた。この湯を明朝の洗面などに使えるぐらい温かい。
強いて欠点を挙げると硬くて体〔足〕には馴染まない。そこでカバーを二重にしてみたところ肌〔足〕さわりも改善し、保温もますます良くなった。蒲団に入る少し前に先に蒲団の足元にセットしておくのがよい。それにしても湯たんぽなんて昭和30年代以来ではないだろうか。

今日は少年Rが店の手伝いに追分へ行ってくれたので、私は東京でひとり留守番。こんなことは滅多にない。
食事の支度もないので、じゃあと夕方に出かけて行ったのは新刊本屋の『今野書店』と古本屋の『音羽館』。特に『音羽館』は宵の口の8時頃が割りに空いているのだが、主婦としては滅多にこの時間帯にはいけない。今日は帰宅時間も気にせずにゆったり本屋を堪能する。広瀬さんとも少しおしゃべり。『音羽館』は永遠の師匠なり。
十二時あたりまで本屋が開いている西荻は、平日勤め帰りの人が寄ったりするので、夜の九時以降また人は増えるという特殊な場所柄なのだ。この点については追分とはまったく状況が違うので、参考には出来ない。

三面記事小説

三面記事小説

 文庫本を以前紹介したが、単行本を手に入れて、早速読み進む。写真が沢山入っているので、これは単行本の方がいい。


番頭N氏のブログになかなか衝撃的な情報有り!『油屋旅館』は老朽化が進み、女将さんも春に亡くなってしまって旅館は今夏は閉めていたが、何しろ多くの作家に縁の有る場所だけに建物が使われないのはもったいないとずっと思っていた。宿泊には今のままでは適さないかもしれないが、隣の現金屋さんが骨董店〔時幻さん〕に使われているように、古い建物は古いものを扱う商売には向いている。高遠の『本の家』も然り。しかも当店が若干苦手としている文学系の古本屋であれば歓迎である。面白くなってきたぞ。