見えてきたか。
朝から国有林の倒木整理作業の重機が唸る。いよいよ始まった。早くから立っていた工事の計画書には工事期間は二月末までとなっており、てっきり工事開始は年明けだと思っていた。
朝食をとっていると、Nが北向きの窓を見て「あれは雲かな」と云う。窓の向こうは一面の国有林なのだった。台風で歯が抜けたように隙間が開いてきていた。その向こうに青い空としろい塊。
「雲にスジは無いでしょう、もしかしてあれは浅間山では?」
ついに念願の食卓から山を眺めるということが叶った!ようである。山は思いのほか近いぞ。
窓外の木が落葉して見通しが良くなった今だからこそであるが。
先日の取材を受けた件がテレビで放映されたようで、見ましたよとお客様に言われたらしい。はたしてテレビがスイッチを押してくれたのかどうか?
N氏は工事立会いで店へ。私は残り、押入れと格闘するも、30年前の日記や、息子の小学生の頃の作文など出てきて、しばし手が止まる。空気を入れて膨らませるプールやら、プラスチックの野球のバットなどを粗大ゴミに回す。蟲の死骸もかなりあり、一間の押入れを片付けるだけでギブアップ。三時ごろ支度をして店へ。
5:46のバスなので、5:00まで昨日の続きで値付け作業をする。雑貨ではクリスマスカード、かるたなど。 ◆川上澄生とらむぷ繪(紙箱・シングル)奥野かるた店
本は市で買ったミヒャエル・エンデの束に手をつける。初版の多いいい束だった。
■軽井沢駅のウインターフェスタのイルミネーション