otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

毛深いですね。

otobokecat2007-12-01

最近、喧嘩をしなくなり、ご無沙汰している。
ベル公のことである。ご無沙汰しているのは獣医さん。実は猫といえども予防注射というかワクチンは打たねばならぬ昨今、一年に二度はいかねばならないのだが、私が病気した時以来サボっている。ベルもすでに10歳となり、最近ようやく落ち着いてきたが、以前は喧嘩による怪我が絶えず、うちで唯一保険が利かない人が一番医者にお世話になっていたのだった。ただで貰ってきた割には、お金がかかった。
この年末年始、またペットホテルのお世話になることになり、注射はその宿泊?条件であるから、しぶしぶ籠に押し込めて、夕闇に紛れて「うるさい重い」自転車を漕いでいって来た。もっとも一番重いのは私の腰だったかもしれないが。動物病院というのはどうも苦手なのだ。必要に迫られないと行きたくない場所である。

待合室には知り合いのKサンだけで、ほっとする。この狭い待合室に、リードだけの大型犬や、イヌ・ネコ以外の動物持参の人と複数同席すると、かなりストレスの高まり、今度はこちらが病人になりそうな私である。
持病持ちのにゃンコの注射にほぼ毎日来ているKさんだが、しばらくお会いしない間になんと3匹に増えている!最近公園から救出したらしい一匹は、まだ子猫、しかもこの子にはだいぶ身体上の問題がありそうで…、でもKサンに拾われたというのはなんと幸運なにゃン子だろう。

ベル公の番が来て診察室に入る。まず体重を量るだけで一苦労。籠から出ないので、ひっくり返して無理やり出す。3600gぐらい?「150g太りましたね」「……」こういうせりふに弱く思わず下を向いてしまう私。
先生が体調確認で弄繰り回して、開口一番「毛深いですね」。「はぁ」と私。猫はこんなもんだと思うんですが。もっとふかふかな猫は谷中あたりに沢山いると思ったが、一応「信州産ですから。」と付け加えておいた。
ベル公は滅多に人前にでないので、先生はおなかの毛を触った数少ない人です。

健康が確認され、無事注射を打ってもらい、ごそっとお支払いをして、すごすごと夜道を帰宅したのでした。帰り道は一鳴きもしないベル公でした。いや、疲れました。