otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

獣道で立ち止まる

otobokecat2008-04-27

気をもんでいた天気がようやく回復した。これから一週間はなんとか持ちそうで嬉しい。日差しに誘われて、緑が吹き出してきた。落葉松の新芽→
しかし相変わらず気温は低く、風が冷たかった。最低気温が4度ぐらいだったが、明日予報によると最低はまたまた目を疑う0℃なり。
ま、晴れればよしとしよう。
洗濯を干してから、今日はベル公を店まで歩かせてみようと企む。林の中のいわば獣道?を降りていくと、車道を通らずに店まで行けるのだ。蟲文庫さんのように自転車の籠に入ってくれれば言うことないが、ベルは「車」が着くものはすべて苦手なので、徒歩通勤しかない。
昨日までの雨はもうすっかり乾いて、落ち葉がかさかさ鳴る中を、私が先導して歩く。にゃぁにやぁ言いながらもずっと着いてきてしめしめと思いきや、あと少しと言うところまで来て、立ち止まってしまった。なだめすかしてもそこからは一歩も動こうとはしない。しばらく付き合っていたが根負けして、来た道を登り山荘まで帰ったとたん、ベランダでごろんと寝てしまった。疲れたのか?家の中へ押し込んで、独りだけで店へ向かった。企みは失敗に終わった。
途中犬のいた別荘の脇を抜けるところがあるが、そこがネックなのか?単に疲れたのか?研究の余地あり。看板娘に仕立てるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

■↑去年、車に乗せて店につれてきて、ようやく裏口のたたきで落ち着いたベル公。この哀愁漂う背中!招き猫どころではなく「早く帰りたいの図」である。


本日、店は思いのほか静かだった。通常なら、日曜日は開店早々忙しく、午後三時以降は静かになるのだが、今日は昨日の悪天、そして連休中ということもあってか、三時以降より混雑した。あまりに静かだったので、一時はどうなることかと思った…が、沢山の方にお越しいただきほっとした。

そういえば今日は東京の一箱古本市の一日目であったはず、東京も午後は晴れただろう。さぞかし賑わったことだろうなぁ。

【告知】
開店記念として昨年春に、手拭いをお配りした。澄子さんにデザインしていただいた暖簾の一部のデザインを拝借して、一年目は運が着きますように?と言うことで「ん」が染められていた。色は暖簾と同じ煙草色だった。
今年も二年目の繁盛を祈願して、1500円以上ご購入いただいた方に差し上げることに。実は引越しのごたごたで発注が遅れ、もうすぐ到着する。今は昨年もらっていなかった方には「ん」をお配りしている。今年は「ほ」で、色は江戸紫。どうぞお楽しみに。
紫のほの字とはちょっと妖しい?ですが、浅間山の第一印象は「紫の山」でした。

連休中にかぎり、毎日暖簾を出すことにしております。