otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

かすかな予感…

otobokecat2008-04-28

当店は古本屋でありながら、この付近には新刊を扱う本屋が大型店一軒のみで、いわゆる町の本屋が存在しないと言う現実の中で、他の古本屋とは少々違った品揃えをしている。
しかし、市場調査などできるはずもなく。店に何を置くかについての選定基準はかすかな『直感』と言うほかはない。

地方出版を中心に、高原に相応しい新刊本を神保町の取次ぎから買取り、少しだけ置いているが、古本と違い新刊本は選びに選んだ本ばかりなので、それが売れるのは大変嬉しい。

新刊本のほかに、サルビアという冊子を置いている。毎回主にクラフト関連の面白いテーマを取り上げているA5判の季刊誌だ。
サルビアhttp://www.salvia.jp/
タオル、草木染、裂き織り、靴下などがテーマとなり、御茶ノ水にギャラリーのある長野・美篶堂さんの本作りが取り上げられた号もあった。私はこの冊子はとても面白いと思って置いていたのだが、陳列の仕方に問題があるか、古本の中にあって残念ながらたまにしか売れなかった。
今日はこの冊子を求めて若い女性が訪ねていらして、バックナンバーが揃っていることに感激してくださり、沢山お買い上げいただいた。そうです!長野県内ではわずかに二軒でしか扱っていない。しかも今日は普段はあけていない月曜日。こういう日は店をやっていて良かったと思う。

実はこのほかにも、かすかな予感だけを頼りにして、置いているものがいくつかある。本のジャンルにも、雑貨にも。いよいよ二年目の始まりにあたり、今年はその予感がチーンと当たってくれないかな?と思う今日この頃だ。

夕刻、仙台の染物や「彦染」サンから「手拭い完成したので送りました」の連絡が。連休後半になんとか間に合った。早く見てみたいなぁ。


【お詫び】早春からたびたびこのブログでも連呼していた黄色い「アブラチャン」と言う花が、実は私の勘違いで「ダンコウバイ」であるかもしれないことが判明。花がとても似ているのだが、葉が出てくればまったく違うのでわかるはず。葉が出て明確になったら再度ご報告いたします。