otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

《O村便り》遅い春でも

otobokecat2008-04-12

四月も半ばにさしかかり、新たな学校、学級、職場、土地で新しい生活が始まった人にとって、ふーっと一呼吸したいような土曜日ではないだろうか。四月の天気は大体不安定で、しかも昨日東京では交通が大きく乱れたりして、新年度早々くたびれた人も多いことだろう。独り暮らしをはじめた少年Rはついに寝坊をしたらしい。「家族を起こして、家から出す」と言う地味な仕事は、主婦の大事な任務であったのだぞ。
弁当つくりも、ゴミだしの心配もなくなり、早起きする必要もなくなった今でも、私は目覚まし時計がなるよりも先に目が覚める。「だれです、老化?現象と言っているのは。」
目覚めるとまず窓の外を見る。昨日は霧が巻いていた。今日は曇り。浅間は次第に姿を現した。午後は穏やかに晴れ上がり、気温も上がった。
天気予報に寄れば明日の最低は1℃最高は9℃なのだとか。今日より7度も低いと言う。ここは長野県で人の住んでいるところとしてはいつも一番寒い。まだまだストーブが入用だ。
県内で桜といえば高遠が有名だが、ラジオの情報によると高遠のつぼみはまだ固いという話だ。20日頃か。
追分はまだまだ殺風景で、地上に緑すらわずか。花は木ではアブラチャンぐらい。草の花ではオオイヌノフグリ青い花(写真)と軸の短いタンポポぐらい。
それでも日一日と春の気配は増えつつあり、雪柳には小さい新芽が点々と着いてきたし、カタクリのつぼみがすくっと現れた。連休あたりから堰を切ったように、一気にあれこれ咲き始めるだろう。
山は火曜の大雨のときにまた雪が降って白くなったが、あっという間に斑模様に。それでも去年の今頃よりは白いと思う。

今日の店は、有難いことに今春一番の来客数だった。ストーブ人気でカフェのご利用もあり。感謝!