otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

月を仰ぎみる月

すっかり秋の坂に差し掛かっている追分です。緑は衰えて、紅葉も始まっています。
ヤマボウシやツリバナの赤い実が揺れています。
油やの廊下縁のそとでは、紅白のミズヒキが咲いています。

それにしてもこの日記のさぼり具合!呆れてしまいます。

9.11以来、9月がどうも苦手になってしまっていました。
特に賑やかな8月が終わったばかりのしんみり時期でもあり。
今年は、9月9日がなかなか忙しい一日となり、なんとか、この山を越えるのに精神統一したお蔭で、9.11を無事に乗り越えました。

この地で暮らすようになって、すっかり避暑地狂想曲によって8月はお盆どころではなく、代わりに9月半ばが盆のようです。

今年から追分ビエンナーレを開催することとなりました。
二年ごとのアートフェスティバルをすることを決めたわけです。
勇気ある作家さんの参戦によって、数日前から、インスタレーションの設置が始まり、
無事9月9日からスタートしました。

ナカムラジンの幟がかけられ、木村仁先生のモニュメントもお化粧直しされました。
二羽には縣氏のお茶室、中谷氏の黄色いテントが張られました。
西の庭には、こつ然と「シムラソウ」↑が咲き乱れ、
縁側には森千香子の海岸線が出現しました。
デッキの赤いデッキチェアはこの景色を拝むためにあったです。



また恒例の追分キネマも、今年は9月に開催となり、3日開催のその初日が9日でした。場所は変わって一進。

ひと夏、油やを守ってくださったN夫妻は、この秋の新たな小山を越えたことを確認して、お帰りになりました。
感謝!!

あと一か月で「ホンモノ市」だあ。