otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

たまには電車旅

中央市で東京に行った月曜日、新幹線で関西へ向かい、大御所を見舞いに行って来ました。関西行きはほぼ一ヶ月ぶりです。大御所は奇跡的に危篤を脱し、9月下旬に自宅介護へと変わったのでした。
幸い今までまったく縁が無かった介護の世界。思っていた以上にさまざまなサービスが自宅で受けられるのには、正直驚きました。また介護に携わる方々が仕事とはいえ皆さんとても明るく、元気で、年齢も若く驚きました。これから寒くなる時期に向かっており、そんな中で、一日朝晩二回通ってきてくださるヘルパーさんには頭が下がりますが、老夫婦二人暮らしではやはりとても難しく、来ていただけるのは「有難い」の一言です。訪問入浴もチームワーク良く、あっという間にベッドサイドが浴室に変身。洗面所からのホースがいったん玄関前の車に入り、温水となって室内のバスタブに入ってくるのです。びっくりすることだらけでした。
介護士さんによると介護入浴は、体を清潔にするだけでなく、これもまた立派なリハビリの一環だということでした。父の足の先がいくらさすっても白く冷たいのに、入浴後は桜色となり、なるほどと思ったことでした。本当にお世話になります。
木曜の午後辞し、今回は東京周りではなく、名古屋から中央線で篠ノ井まで行き、そこからしなの鉄道に揺られて帰ってくることにしました。時間は少しだけ余計にかかりますが、旅費は6000円ほど浮くのです。名古屋から篠ノ井までは初めてでした。お金だけではなく、キロ数も2/3で、500kmほどでした。

小金田、彼岸花、稲刈りの終わった田などが窓外を流れていきました。深い川と道路と鉄路がまるで三つ編みのような列島中央縦貫でした。特急に乗ったのは久しぶりでした。