otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

かすかなる冬の記憶

4月25日から5月11日までの連続営業が無事終了し、久々の閉店日。
歯医者の歯石取りの予約や、膝関節症の診察と治療にいくという医者通いの梯子の合間に、普段いけない近隣のレストラン訪問。
今回は追分のクイエラさんへ。
目下のところ育児中にて、ランチのみの営業です。外のターフの下の席が空いていたので、屋外でいただきました。今年初です。
前菜の石窯利用の焼野菜:蓮と蕪が私の好きな野菜でバルサミコ酢があって美味でした。紫玉ねぎとハムの淡い桃色とチーズの薄黄色が如何にも春らしい色のピザもアンチョビの塩味が効いていて美味しかったです。番頭はもう一枚食べたかったみたい。
キビタキの声を聴きながら、若い白樺の萌木色の葉陰での食事は、なんて贅沢なんでしょう。
木曜と日曜がお休みだそうです。駐車場に限りあり、ご注意ください。

水曜日に佐久へリハビリに行く途中、前方の八ヶ岳の山頂付近に残雪発見。昨日の台風の雨?で降ったのか、残雪か?
浅間山は、もうほくろほどしか雪は残っていませんが、まだほんのわずか雪はありますが、くぼみで、山の頂上ではありません。
浅間は活火山ということからか、山頂の雪は降ってもすぐに消えてしまいます。

八ヶ岳と言えば、園芸家の柳生真吾さんが亡くなりましたね。数年前から癌を患っておられたとは知りませんでした。人柄のいい才能のある若い方でした、本当に惜しまれます。(享年47歳)
周りの方がたはどんなにおつらかったことでしょう。芽吹きの頃に旅立っていかれたのが、ご本人にもご家族にもせめてものことだったかもしれません。空を仰ぎみると、高木の枝の合間から空は広く、太陽を受けて若葉は輝き、もっとも天国に近い季節です。
ご冥福をお祈りします。

今年はフデリンドウが狂い咲き。一本の茎にこんなにたくさんの花をつけるとは!木の葉の合間の空に向かって、ぱっちりと咲いています。