朝早めに目が覚めたので、枕元においてある本をめくる。 雲の厚い朝らしくレースのカーテンの向こうは静かで、山鳩の声がする。 『玩草亭百花譜・下』のおしまいの貞子夫人のあとがきを読む。スケッチを始めたいきさつ、スケッチに取り組む福永武彦の様子が記…
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