otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

光の中のトンボ

otobokecat2006-10-07

台風一過のような一日だった。
早稲田古書店街の皆さんのおおきな溜息が聞こえてきそうだ。
そもそも、日曜から始まって、連休の直前の金曜までなんてあんまりだ。

夏の台風は強い南風だが、今回はずっと北ばかり風が吹いていて、そのせいか嵐が去ったら急に温度がぐっと下がった。

葉隠れの金木犀が、ようやく姿を見せたかと言うところだったが、この大風にすっかり振り落とされて、アスファルトのうえに散らばるみかん色の星屑。

空は澄み渡り、混じりけのない大気を太陽光線が突っ走ってくるかのよう。
そこをついついっとトンボが飛ぶ。
羽が光線を受けて、きらきら光ってとっても綺麗。
干し物をしながら、しばしベランダで見とれていた。

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古書現世」の向井さんのブログを見ていたら、古本祭の片付けの様子が書かれてあり、さらにブログのENDが近づいていることが記されていた。テンポのいい向井さんのブログは、楽しかったし、駆け出しの我々には実際に教わることも多かった。でも、身分が明らかな方のブログを書くご苦労も陰ながらお察ししていた。本を書く力が有る人なら、少し出し惜しみするのも良いのかも。だから私は反対しません。いままで有難うございました!


■今日の一枚:先週の店のカウンターのあけびと栗の写真

私はまだ東京。明日朝追分に行き、連休後半を担当する。現地では今日、暖房の説明を受けたはずだから、明日は少し建物が温まりかけていると期待。もう朝晩は5.6℃しかなく、お寒うございます。先週は雨も降って、私はフリースを着ていた。