otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

隣のもみじ

otobokecat2006-10-29

O村古本屋日誌(色づく林)

週末は両日とも好天に恵まれて、登山道の入り口にはハイカーの車が多数駐車していた。
一段と黄色くなった森のなかで、もみじが次第にだいだい色に染まっていく。店の隣の旅館の敷地のもみじが良い塩梅に色づいてきた。わが庭のそれよりもよく見える。

駐車場の栗の木もイガを全て落としてまさに一仕事追えたというところで、葉が徐々に黄色くなってきている。この空っぽのイガが足に当たると思わず「痛い!」と叫んでしまう。危険物である。熊手で、端に避けたものの。

落葉松の落葉はまだまだみどりだが、黄色に一歩近づいた。あと10日ぐらいもつか?

追分はもうだいぶ閑散期だが、散歩や山歩きには最適な暖かい週末で、有難いことに来店者はあり。
何分変わった土足厳禁の店構えなので、「お邪魔します」と挨拶して入ってこられる方が多い。靴を脱ぐ」という行為が、人を礼儀正しくさせるということらしい。紐の靴のかたや、本には興味のない方でも建物が新しいのでちょっと中を拝見という方は、玄関から中を眺めている。

外に「正直文庫」を作った。新書と文庫本のみだが、均一棚というところ。貯金箱を置いてあるので、靴を脱ぎたくない人向き。昨日は犬の散歩途中の方が覗いていかれた。なるほど、そういうケースもありか。

最後のお客さんと他の客もいなかったこともあって、いろいろお話させていただく。旧軽井沢より循環バスで来られたよし。同じ町中といえどもタクシーに乗ると東端の旧軽井沢からは、西端の追分まで¥3000はかかる。東京なら同じ区というところか。早速調べてみると、美術館をめぐる乗り降り自由の循環バスは7月22日より11月5日まで。(秋からは当店と同じ週末・祝日のみ運行)追分郷土館前を17:30南コースの軽井沢駅行き最終バスが出る。うかつにもこのバスの存在を今日まで知らず!わたしも使えたなあ。閉店後追分駅まで必死で歩いたりしたが・・・がっくり。

各地の紅葉がいいところということで、この週末は行楽に行った人が多いらしく、東京に残った息子が東京はがらがらだという。されど神保町の古本市へ行った人の日記によると相当混んだとか。ここにも人は集中していたらしい。だいぶ人が偏った週末かな。

追分では人は少ないけれど、蟲だけは相当家に入り込んで、うちの中は蟲がぴょンぴょン状態。風呂の排水溝がどうやら進入口らしい。店は水気がないためか、あまりいない。店には風呂屋みたいな靴入れはあっても、「風呂」がないからなあ。お陰で蟲の公害には無縁。
たいていの人は虫の害といっても馬鹿にするけど、虫の数が半端ではない。しかもピョンピョン跳ねるわけで、やたら多く見える。彼らは避寒?のためか外から室内に入り込み、家から出られずに、冬にはあちらこちらで息絶えて、家の中は虫の死骸だらけとなる。風呂場は佃煮状態となる年も有る。今年は、排水溝にガムテープを貼り水の入った袋を重石で置いてみた。さて効果のほどは?

本日は本屋の日記と言う感じではない日記なり。