otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

スローな月曜日

otobokecat2007-05-07

月曜日はOFFモードになりかかっている。火曜日が完全にOFFで、一週間が水曜日あたりからはじまるようにシフトしたが、私はまだ母親業が残っているため、そのハザマでうろうろしている。眠い〜。
今日は珍しく二人揃って神保町。来週が「洋書大市」のために開催されないため、今日、本が大量に出るのでは?あるいは連休明けで、品薄になった店が買い付けに来ているんでは??とも思ったが、さしてあまり変化はなかった。
若干分量は多かったが、当店のカテゴリーにはまらないものが多く、あまり札を入れられなかった。
串田孫一の二本を目指したが取れなかった。
ばんばん運送会社のトラックを使って運び出したり、バンにぎっしり詰めて帰っていく店を尻目に、今日は買えたのは大判の花関係の写真集一本のみだったので、番頭と半分ずつ手で持って帰るというこじんまりした状況。しかし写真は重い!御茶ノ水駅で、空席があったので黄色い総武線の方に乗り、本を抱えたまま寝て帰る。西荻窪の駅構内で、音羽館の広瀬さんに声をかけられる。「本を抱えてる人がいると思ったら…」やはり本に目が行くのですね。確かに袋にも入れず縛った状態で本の束を持ち歩いている人はそうはいないか。本を縛るという行為は、この業界に入って初めて知ったことのひとつである。

■本日の新刊[rakuten:book:12051603:image]荻原魚雷さんの新刊。
いつかサインもらわなくては。林哲夫さんの表紙がまたいい―日向のにおいがしてくる。

↑題名が気になって手に入れては見たものの、やはり目新しいことはなかった。
「店を開く」ということはマニュアル化できにくいと思う。どんな職種の店でも、いい意味でも悪い意味でも「オンリーワン」。「本」が売り物である我々の職種では、微力ながらもとにかくいい本を循環させていくことに注力したい。そういう意味では新たな本を生み出すことには慎重な立場といえる。