otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

神保町うろうろ

otobokecat2007-07-18

どうもすっきりしない空模様が続く。ま、梅雨だから…。しかも今日はかなり涼しい一日だった。

番頭N氏と神保町へ。中央線が東京駅でトラブルあり、毎駅ごとに運転を見合わせ、快速とは言いがたい状況に。総武線に乗り換える人も多かったが、我々は腰が重く移動せず。新宿あたりからようやく普通に動き始めて安堵する。結局急がば回れ!だった。
古書組合の「資料会」を初めて覗くも、私が入札できるものはなし、今日の規模は小さかったが、月曜よりも落ち着いた感じだ。
お客さんに頼まれた本を探しに、神田村をうろうろ。今年3月に出た本でももう取り寄せ扱い、すぐには手に入らない。数軒の取次ぎ店や専門分野のある古本屋を巡る。賑わっている表通りから一歩はいると、路地裏や古いビルの一角に渋〜い古本屋があったり、ふと見るとやせっぽちの白猫がヤツデの葉陰にいたりする。
さっき、資料会のフロアでお見かけした石田書房さんが、もうお店に戻って仕事をしておられた。歩いて行き来できるところで市があるのは便利でいいなあ。我々は下山して一仕事だが。
徘徊している間にどこかでおそい昼ごはんと思っていたら、「いもや」の天丼店は人気で座れず。とんかつ店に入るのは今日はちょっと無理。(昨日キッチンキャロットに行ったので肉はちょっと)すると「うたたね文庫」の帰りに「いもや」のてんぷらの店に暖簾がかかっているのに気づき、ここに入ることに。明日から8月下旬まで閉店とのこと。豆腐が沢山入った味噌汁に感激する。(信じられないぐらい入っていて、家庭の味噌汁よりも豆腐が入っていたのだ。明日から休みだからか??)
てんぷらは板前さんに揚げてもらうが一番!

書肆アクセスに寄り、佐藤邦雄監修の『軽井沢町植物園の花』と『信州のスミレ』(ともにほおずき書籍)を購入。ここにはいつ来ても欲しい本が沢山ある。[rakuten:book:11252345:image]
東京こども図書館で出している『おはなしのろうそく』も扱っている。こんどバックナンバーをまとめて購入せねば。私は集中力がないせいか、大きな書店に行くとふらふらしてくる。都会を歩いていても同じで、活字が降って来るような気がしてと逃げたくなる。その点小さな本屋はいい。落ち着いて本と向き合え、ようやく背表紙が見えてくるのだ。

活断層の上に原子炉がというショックな記事。
地震の直後に、原子炉の敷地内に不気味に続く断層の大きなカラー写真が新聞に載っていたのが、一番気になっていたが、まさか本当だったとは。それでいて基地に消火能力もないというのだから、お粗末。このことはIAEAの指示を受けておきながら無視していたというわけで、これはかなり大きな問題だ。「立ち入りを禁ず」とされた場所には独自の危機回避能力がなければ。消防士であっても地震のときは被害者の一人であるのだから。
◆避難所がテレビに映るが、お年寄りばかりなことに気がつく。
以前の中越地震では、地震そのもので亡くなった人の数を、その後に亡くなった方の数が上回ったと聞く。季節は違うとはいえ今回もその点には十分な配慮が必要だ。高齢者・弱者は、避難所生活などにより持病が悪化したり、ストレスが引き金になって伏せることになりやすい。
地震当日、まるで解決能力のない画面を一日中流しておいて、もう何も関係のないといった風のテレビ画面に、無力さを感じる。