otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

鶯の水浴び

otobokecat2007-08-12

■ 浅間山には茄子が良く似合う?(信濃追分駅

なんだか高原らしくない単調な空模様の日々が続いている。こう晴れてばかりでは、次第に首を傾げたくなって来る。凄まじい雷や、霧や、突然の夕立がなく、毎日水撒きをしているなんて、まるで都会並み。
でもようやく虫の声がするようになってきた―それもそのはず明日はお盆だ。

昨晩は、屋外で人間以外の何者?かの鳴き声がしていて、今までこの土地に何の恐れも感じなかったのに、夜外に出るのを今後ためらわれるような、そんな怪しい声だった。ヒステリックなギャー、ギャーという感じで、鳥のようにも、サルのようにも聞こえる。熊の被害も中軽井沢であったばかりだが、熊ではなさそうだ。猪?でもない、ちょっとミステリアス。これから数日、流れ星がよく見えるというのに!出歩きにくくなった。

ベルも連夜どこかの猫と凄い追いかけっこをして、最後は何時もベルが木に登り、白茶の猫が闇に去っていく。ベルは木の上に潜み、呼んでも返事もせず、しばらくしてお尻からずるずると降りてくる。猫もこんなに木からうまくおりるのかと関心している。猫が木からおりられなくて消防隊が出動なんていうことがあると聞いているが、ベルがやはり野生的なのか?あるいは都会の猫がやわなのか。

用事があって、私だけ盆の渋滞を尻目に帰京することになった。そのために朝早くおきて支度をしていると、水盤に野鳥が来て水浴びをしては近くの枝に移って丹念に身づくろいを繰り返している。その前にチチチチ…という声もしていたので、メジロかと思ったが、双眼鏡で見てみたら鶯色のウグイスだった。確かに追分ではまだウグイスの声がしている。ウグイスの姿を見たのは生まれて初めて、可愛いなぁ。この緑だらけのなかで、くすんだ緑の地味なウグイスに会えるとは思わなかった。

信濃追分駅前の駐車スペース争奪戦はかなり激化していた。先日も事故があったばかりとのこと。蜜場に群がるカブトムシの如し。町もパーク&ライドを推奨するなら、もっと駐車しやすい環境を作らないと意味がない。一時間に一本の電車に乗るために、みんな気が立ってしまうのだ。事故になる前になんとか対策を。

がらがらの新幹線で帰京。完全に世間とは逆行だ。東京駅は特に新幹線乗り場が相当ごった返していた。
しかし町に降り立ってみると東京も青空が広がり、風もあり覚悟していたほどは暑くない。
野菜と牛乳を買い、アパートに帰り、洗濯・掃除に専念する。
夕方牛蒡のような少年Rが帰宅。経費節減で自転車で練習に行っているという。お土産の釜飯をあっという間に平らげた。

夜、閉店時間を1時間半も過ぎてから、今閉店したとの連絡あり。通常の日曜とは違うようだ。家族連れも多く、絵本がだいぶ売れたとのこと。棚の補充ができなくてちょっと歯がゆい。在庫はまだあるが、今はやはり夏がテーマの本を置きたい。
夏の本の売れ方の特色がなんとなく見えてきた。今後年間計画を立て準備しなくては。
本のほかにも、慈工房さんの野草のはがき、げんろさんのシール・スタンプセット、オリジナルのトートバック、奥野かるた店から入れたトランプ、双六も徐々に売れ始めている。カルタだけはまだ動かない。いろんなカルタがあるのですよ。