otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

福は外(市)

一人でこっそり行こうと思っていたのだが、姉貴分のこちどり姉さんと、往来座外市行ってきた。(姉さんがどうしてもセド氏に会いたいというので。)こっそりどころか鳴り物入りとなった。こちどり姉さんは和服なので、どこへ行っても目立つ、まあ服装だけではないが。
お目当てのセド氏は、昼食休憩中でした…。

私はまず忍ばせていった包丁を取り出し、研ぎをお願いした。恥ずかしながら、手入れを怠ってさびが出てしまったのだ。若干の歯こぼれもあり。この包丁は今から○十年前、独身時代に茨城に出張に行った際に手に入れたもの。『夫婦包丁』といわれていたので、結婚後に使い始めた。それが錆びたとあっては、今更ではあるがやはり縁起が良くない。そこで今回持参したわけだ。本を見ている間に研いで置いてくださるとのことだった。

棚から数冊抜いては、レジでNEGIさんが預かってくれて、持参した袋が丁度一杯になったところで打ち止めにして、計18冊と一時集めていたミニのぺこちゃん人形を6体を購入。鴨居洋子の『カモイクッキング』、森茉莉『記憶の絵』は読みたいと思っていたもの。武田百合子全作品5『ことばの食卓』も野中ユリの挿画がいい。『談志百選』講談社も絵師;山藤章二の筆が冴えている。総じて価格は安いのが嬉しい。

書肆アクセス;畠中さんが来場。昼食休憩から戻ったあと、何気なく隠れていたセド氏もついにこちどり姉さんに発見され、ちょっかいを出されていた。

研ぎあがった包丁を見てたまげた。新品の時よりも綺麗になって、まさに生まれ変わっていたのだ。そのうえ御代は研ぎと欠けの修理で700円だと言われる。なんだか申し訳ないぐらい。手仕事の技というのは凄い、研がれていくところを見ていたかったなぁ。次回は柄ががたついたペティナイフの柄も交換してもらおう。
若干雨が心配だったが、(もう一つの)忍ばせておいた折り畳みの傘は使わずに済んで良かった!暑くも寒くもなく、古本市日和だった。
包丁を隠し持っていることがばれないように、品行方正に無事帰宅。

まだまだいい本有ります。
皆様、是非池袋へGo。明日は11:00〜17:00ですよ。
にわとり文庫の出張社員のカアタンがレジの近くにいます!

にわとり文庫さんのぶろぐにでは、カアタンがご案内(9/2号)→http://niwatorib.exblog.jp/