otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

倒木は残っている。

■一人ぼっちの停車場に光明が…<信濃追分駅9月23日20時16分>

都民の日とやらで学校も休みで、当店も定休日につき、久しぶりの静かな月曜日だが、燃えるゴミの収集日であるからして、私は気合を入れて早く起きる。これもまあ、都会の住宅街に住んでいる今ならではの生活時計である。

なんとか雨降りが止まったものの、今日は洗濯はやめておこう。
箱根で夜中に地震があったとのこと。被害がひどくないと良いが。

大きさにもよるだろうが、寝ている時の地震は、活動時間中よりも被害が少ないかもしれない。このあいだの台風もしかり。知らぬが仏で、パニックにならずに済む。
天災による被害が出たときには、復旧にやはり市区町村の援助があるべきだと思う。地震の起きた場所については私は当事者ではないのでわからないので、言及しないが、台風被害は経験者なので書いておこうと思う。
軽井沢の台風は確かに家への被害はさほどなかったものの、停電によって多大な損害や不便を強いられた。地震と違い、台風は行き過ぎてしまえば、何事もなかったかのようだが、今回はおびただしいまでの倒木が後に残った。
景観を重視しているリゾート地であるにもかかわらず、この倒れてしまった木の始末についてまったく援助がないというのが現状だ。金銭的だけではなく、相談すら受けてはもらえない。
生活に影響がないとはいえ、直径50cmもの高木が根こそぎ横たわっているのは、見栄えも良くないし、実際精神的に病んでくる気がする。倒れ掛かって、他の木にもたれかかっている木、傾いてしまって次に大風が吹いたら危ない木などがある。我が家も車は保険で何とかなったものの、今度は木の処理に工務店さんを呼んで見積もりを出してもらった。最低限の木を処理するといっても14,5本にもなり、重機も入れなくてはならず、だいぶ痛い出費となるが、木ともなると、素人ではどうにもならない。薪だけはかなり確保できるかも。

テレビの地域のニュース枠で、軽井沢の町の台風被害について町の職員が発言する場面が有り、別荘は常時住人がいないため、復旧作業が遅れていて困ると言ったとか。
そもそも建物の中はともかく、山荘は塀があるわけでもなく、家の周りの山林はいわば共有の自然と考えるべきもので、実際、栗やきのこの季節には他人の土地であろうと結構山に人は入っているものなのだ。景観の整備を山荘の持ち主の自主性にだけ任せるというのはどうなんだろう。景観だけではなく、安全管理も含めて、まず町が積極的に動いたら、災い転じて福となるかもしれない。今のままではさまざまな業者が入り込んで来ているし、金銭の絡むことではあるので、へたをすると人災に遭う人も出てくるかもしれないと、老婆心ながら思う。


神保町の中央市へ出向く。先週は連休につき下山せず、また来週は休み、再来週は長野の市なので、久しぶりだ。荷は多かったが、あいにく入れたい山は少なかった。定食屋で食事休憩をして会場へ戻ってみると「駄目!」ばかり。特に児童書の山は、入札の袋がパンパンという人気ぶりだったので、落ちた値段が気になったが、私の高値が先方の中値にも届かずで惨敗だった。

帰りにゴゴシマヤの澄子さんのところによる。お化粧直しも済んで、メインは、カウンターが椅子席になったということだが、同時に天井が高くなり、入り口もすっきり。窓枠がミントグリーンに。くす・すみ御両人の手拭い・招布がたくさん飾ってあり、あれこれ迷い、青空市に飾れそうなのをひとつ買う。ミントと茶色の魚雷さんの「古本暮らし」もなかなか良かった。相変わらず、さすが本棚はここならではというラインアップで、市では思うようにできなかったので、ここで本を仕入れることに。

!:あしたはドロミテを歩こう―イタリア・アルプス・トレッキングあしたはアルプスを歩こう (講談社文庫)