otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

本を読むには美しすぎて。

otobokecat2007-10-07

なんとも素晴らしい秋晴れに恵まれた。
本日は「追分きのこ祭り」なので、当店も午前中から開店することに。その前に追分公民館へ。いたいた入り口には世にも珍しい「ストライプ柄のきのこ」。考えてみたらへんなきのこだが、習慣とは恐ろしいもので、毎年見ていると見慣れてきて懐かしくさえ思えてくる。
山がすっかり荒れてしまって、折り重なる倒木で容易に入ることも出来ないが、村の青年部の皆さんのご尽力で、会場には例年通りきのこの陳列ができていた。いつもこれが凄いと思うのだ。あいにくきのこ汁はまだ作成中で味見が出来ず。11時からとのこと。店に来たお客さんの話によると、例年よりきのこが入ってなかったとか。そりゃあそうだ。いつもきのこ採集していた時期に台風に来られ、村の人は木の整理に追われていたのだ。冷凍保存どころか数日停電であったのだから。
きのこの鑑定コーナーもあり、みんなで野次馬に。持ち込まれたきのこは心なしか小さい。「これは毒があるね。」といとも簡単に「毒」という言葉を使うのでちょっとびびる。なんてことはない平凡なきのこでとても毒持ちには見えないのだ。一家にひとり鑑定士さんがいると安心だが。


私の唯一知っているきのこ知恵:
「タマゴダケ」が○(奥)と「ベニテングタケ」は×(手前)

お向かいの「堀辰雄記念館」が本日は無料開放なので、追分宿を散策する方も多く、当店も店先でセールをする。一冊100円、三冊200円だったので、大抵3の倍数冊をお買い上げ。6冊400円が一番多かったか。
午前からあけていたが、こういうアウトドアの気持ちいい日は概して本屋は静か。それでも午後二時〜四時の二時間がピークで沢山の方にお立ち寄りいただいた。本を持ち込まれた方もいて、ここは車社会だなと思う。都会ではこういったことは億劫になってしまう。車だと紙袋にでも詰めて、気軽に持ち込める。

ブック・カフェも今日は「単なる喫茶室」に。お二人連れのご利用が多かった。

お越しいただいた皆様ありがとうございました。

■秋の青空(だった)古本市 尾崎澄子さんの暖簾と招布