otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

秋の七草

otobokecat2007-10-06

■桔梗
あんさんぶる荻窪の6階屋上は庭園になっている。植栽として秋の七草が植わっているのだが、町のど真ん中の屋上は過酷な状況で、背が高いおみなえし、吾亦紅は風にあおられたのか悲壮な様子。すでに花もピークが過ぎていて、せめて桔梗の写真を。やはり野に置け……。

洗濯物を干しているとふと佳い香り。見ると物干し場のすぐそばの金木犀のつぼみが膨らんでいる。・・・このくらいのほのかさがよい。

昨晩は雨上がりにカネタタキの声が。ようやく東京も秋らしくなってきた。

12:40の新幹線で追分へ。明日の古本市の助っ人のために。
連休初日とあって、新幹線は満席になっていた。
軽井沢で下車した人は多かった。新幹線からホームに降り立ったひとは口々に「涼しい〜!!」と、確かに。温度計は16℃、爽やかだ。
うまく乗り継ぎ二時過ぎに信濃追分駅に到着。改札の向こうで『あたらサン』の那須さんが、パラボナアンテナのような太陽光クッカーでお昼?ご飯を作っていた。やりますね。時間はかかるが、経済的でしかも美味しくできるんだそうだ。
この駅に降り立つとこおろぎの声が迎えてくれた。追分にはエンマこおろぎの声が似合う。

私はあいにく頂上が雲に隠れた浅間山とススキの写真を撮り、店まで徒歩。寄り道ばかりで3,40分かかる。歩くのにちょうどいい気温だが、今日は昼のおにぎり、夜のお弁当などを持ってきているので、かばんが重たいのが難である。
相変わらず、静まり返った追分宿。店に近づくにつれどこからか元気のいい音楽が―堀辰雄記念館の駐車場に来ている移動図書館(バス)の音楽だった。数人のお年寄りが見受けられた。土曜日だが若い人の影は見えなかった。うーん。
当店も秋に入り、お客様の年齢は確実に上がっている。

くたびれ気味の番頭N氏に代わり店番をしながら、持ってきた雑貨に寝付け。並べると、きのこのスタンプがすぐに売れていった。

骨董やの時幻さんが見えて、詩と作詞談義。作詞をされていたこともあるので、なかなか興味深いお話など。

四時頃にストーブに火を入れる。六時過ぎて、日も暮れ寒くなり玄関の戸を閉めて営業するも、その戸が開くことはなかった。秋以降は、7時まで開けるのは無理かもしれない。
店仕舞いして、N氏は引き上げ、私は持ってきた弁当を食べて、店に残って明日の準備と店内大掃除など。戸をあけているので、時々掃除機をかけないと、ほこりだらけ。蜘蛛の巣もあちこちに。

WEBでお買い物の方のメールが二度にわたり着いておらず、確認のお電話を頂戴してしまった。目の前で再度送っていただき、ようやく着く。幸いご依頼の品は準備できて安堵する。
大変申し訳ないが、いろいろ調べたが理由がわからず。他にもご迷惑をかけていることがあるかも知れないと不安になる。どうもネットというのもが信用ならない。

■夜の訪問者