otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

一箱市は楽しいな♪

otobokecat2007-10-13

いつも何かと助けてもらっているTさんと一箱古本市秋の部へ繰り出すことに。
天気も持ちそうなので折りたたみ傘ももたず、電車本も持たずに出来るだけ身軽な状態で出かける。もちろん、先回こちどりサンが手にいれてくれた「サイン満載のしのばず君トートバッグ」もお供に。
一筆書きは根津駅から。このあたり地理に明るくないので、しかも相当の方向音痴とあって、地図を広げては前進、しばらくしてまた地図というおのぼりさん状態で、ようやく[ バール・オステリア・コムム]へ到着。一時頃といういい時間なので、人が結構でており、なかなか箱に近づけない。その反動で?ひとたび箱を覗くと「今日は見学!中心、買いませんよ!」とTさんに大見得切っていたにもかかわらず、早速財布を開ける始末。一箱店主をやった経験では、やはり売れてくれないとという気持ち{残ったらもって帰りたくないしなあ}が痛いようにわかるのだ、というのが口実。それどころか大口で購入する約束まで。しかしまだ最初。ずっともって歩くのは何なので、帰りにここまで来ることに。まさに一回りというわけだ。
次はねんねんこやの前を通り〔宗善寺〕へ。なんと今日はお揃いのお着物で参戦の「こちどり」さんず、そして谷口高司画伯も。オリジナル塗り絵を買うとその場で、サインがもらえるという趣向。当店のチラシも置いてくださっていました。北方人さんがそのお隣に。
次は[ライオンズガーデン谷中三崎坂] 地図を読み違えてちょっと迷ったり。途中、岡崎さんとNEGIさんとすれ違いご挨拶。ここもなかなか賑わってました。絵本の主人公の象のぐるんぱを羊毛で作っていたお母さんがいました。凄いなぁ。
そして、谷中コミュニティーセンターの前で、青秋部のまとめをしてくださっているN&Iさんが自転車で出動するのにすれ違う。Iさんにはかつて専従でお世話になった。こういう若い人が沢山いてこそこのイベントは成り立つ。感謝デス。いつか売るほうにも回りたいと言っていらしたが。今回もまたお二人は縁の下の力持ちらしく、本当にご苦労様です。
階段をのぼると、自転車を押しながら、数人お供を引き連れたナンダロウさんが。なんだか紙芝居のおじさん〔失礼)の如し。ナンダロウサンに原っぱの場所を聞いて、そのとおり路地を曲がると[原っぱ音地]へ到着。奥で傘の下でしゃきしゃきの研ぎ猫さんが、と思ったら遅い昼ごはん中でした。
一箱のとなりのお店の前で「移動はんこやマナ」さんが実演中。(夕方に向かい冷えてきたとカイロ貼ってました。)全国を行脚しているマナさんに、こんなところでお目にかかれるとは!!早速、店で使うはんこを注文。
そしていよいよ5つめの〔アートスペース・ゲント]へ辿り着く。
たけうま書房さんは奥様が店番中。先に声をかけていただき恐縮です。
岡崎さんもここで開店中。トランクがなかなか格好いいではないですか。
ここがラスト地点、栞を五枚集めたので、ご褒美?のしのばず君のイラスト入りブックカバーをいただきました♪(使うのがもったいないです。)


どの店で何を買ったかはあえて書かないが、頑張って沢山購入。(大口を除いても20冊以上。重くなければもっと買いたかったが。)
あちらこちらでおまけも沢山していただきありがとうございました。
気のせいか、全体的にとても店主の皆さんは静か―シャイな方が多かったんでしょうか?特に男性のお店が。一方、女性の店は本だけでなく、はんこ、羊毛の小物などを売っていてしかも薦め上手、男性より元気な気がしました。ミニコミ誌をいただいてきましたが、どれも美しいのでびっくり。

夕焼けだんだん坂の近くで、コーヒーを飲み一息ついて、申し訳なくも買った本をTさんに持ち帰ってもらい、私はへび道をすたすたと歩いて、終了間際にスタート地点へ。大口本を引き取らなくては。
途中、10円饅頭を少年Rのお土産に買う。(やはりマミーズのアップルパイは完売していた。)地下鉄1.5駅分なので歩くとそれなりにあったが、身軽だったので助かった。(Tさん、サンキュー)
辿り着いた振出の[ バール・オステリア・コムム]では、NEGIさんにばったり。四谷書房さん、神保町カフェ・ヒナタ屋さんに紹介していただく。そしてまもなく五時となり「終了で〜す」のゴングが、いえ声が。

NEGIさんと根津駅までご一緒して別れる。なんとNEGIさんは本で溢れた袋を手に、これから寄るところがあるのだとか。置いてこないでくださいよ。秋の週末は盛りだくさん。

店主の皆様お疲れ様でした!売り上げはどうだったしょうか?
対面で物を売る難しさ(:売り上げ如何より、対話するのが疲れたのでは?)もあったとは思いますが、これもまた貴重な経験?本を媒介に人と会話することは、日常あまりないですものね。

イベントの裏方に携わった下さった方々、本当にお疲れ様でした。
月並みでは有りますが、雨粒落ちてこなくて良かったですね。
それから、本家の不忍ブックストリートには寄れなくてすみませんでした。どうも箱を見ると殺気だってしまって…。「谷・根・千」散歩にまた必ず戻ってきますから…。ファーブル昆虫館、朝倉彫刻館なども行きたいのです。

今日ちょっと残念だったのは、なぜか一匹もにゃンコに逢えなかったことでありました。おそらく私にその余裕がなかったんでしょうね。