otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

横川着というところ

otobokecat2008-02-10

いよいよ引越カウントダウンも指折り数えられるようにって、しかし楽しみと云うわけでもないので、言葉の使い方が違うかな?手の指で足りるというわけだ。

実家の母が松山出身なので毎年今の時期に伊予柑を送ってくれるが、今年も届いた。
それと前後して石井桃子さんの朝日賞受賞時の記事の切り抜きと、風邪に気をつけてというメモが郵便で届いた。見ているだけでも元気の出るような柑橘類の鮮やかな色だ!
実家は隣の区なのだが、引越の日程が決まってからは一度も訪ねていない。いつもなら到来物のお菓子があるからとかなんとか理由をつけて呼びつけるのだが、さすがに母親。今会ったら片付け力の無い血筋を逆恨みされても困ると、用件を郵送してきたのである。
100歳の石井さんが、授賞式にでられるのかどうかについては、近くにいるものとしては心配の種であったが、若い人でも外出が億劫になるようなこの寒い時期に、車椅子ではあったがついにお出ましとなって、立派に挨拶もされたとのこと。朝日賞だから、当の朝日新聞にはその記事がしっかりと載ったのだ。
母はそのことに感激して、朝日新聞を取っていない私にいち早くこの記事を見せたかったのだろう。昨年の100歳の誕生日をお祝いするイベントには出られなかっったので、おそらく無理ではないかな?と思っていたのだった。(さぞ周りでお世話をしている方々は気を使われたことだろう。)

三月に入るとまず少年Rの卒業式がある。
五日には『かつら文庫』の創立50年を祝う会が開かれ、お招きを受けた。
その二日後には阿川佐和子さんのかつら文庫にまつわるお話の講演会もある。
十日からは家族で旅行に出る。嬉しい、楽しいことがてんこ盛りの三月を目指して、なんとかこの山を登ろうと思う。さしずめ汽車は横川駅に入ってきたところか。
目の前にはどーんと碓氷峠。さて、エッ?釜飯?を食べる時間?
そうそう横川駅はHF63を繋ぐため、停車時間が長いのであった。