林から初鳴きが。

台風のおかげで林が明るくなったためか、野鳥の声が良く聞くことができるようになった。耳をそば立てながら、二人と一匹でベランダで朝食をとっていた。今日もテラスで朝食が食べられるくらい上天気。あれもこれも一斉に鳴くので、集中して聞かないとわからないぐらい、しばし手も口も止まる。
あれ？？もしかして、ハルゼミが鳴き始めたか？ヂヂヂヂと低く地鳴りのように遠くから聞こえてくる。今春初めて耳にしたハルゼミの声だ。追分でさえ午前中に20度を超える陽気に、ついに目覚めたらしい。
ハルゼミが本格的にわんわんわんと輪唱の様に鳴き始めると、鳥の声が聞こえなくなるほど。ある程度気温が上がらないと鳴かないので、林の温度計のような蝉なのだ。
連休の混雑が終わり、避暑地；軽井沢になる前の浅間山麓の風物詩ハルゼミ。
今年もそんな季節になったか。

■写真は昨年のもの。