otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

みどりのどんぐり


昨日激しい雨だったようで、朝、雨が上がった道を歩いたら、どんぐりが数粒ついた枝ごと、あちこちに落ちていた。まだ小さい鮮やかな緑のどんぐり。大きくなる前に落とされてしまったのだ。

テレビで、先月末の南信の雹の被害を報じていた。だいぶ実も大きくなったころなのに、柿、梨、りんごなどに大きな被害が出た模様。無残に傷ついて、落下した果実が痛々しい。収穫も間近なだけに農家はさぞがっくり来ているだろう。

旅の収穫といえば、久々の上京で、神保町の取次ぎを回ることができた。
『日和文庫』の新刊本紹介の仕事はもう終わってしまったので(そろそろ10月号が出るころだが)、新刊本を探す必要もなくなったが、引き続き新(刊)本コーナーに本を補充していきたいと考えている。
この棚の新着本は必ずしも発行されたばかりの本ではない。通常町の本屋さんに配本され、書架に並ぶ新刊本の寿命は短く、どんどん新しい本が発行されるので、少し前の本は幸運にも買われしまってないか、あるいは売れなくて返本されるかであり、棚にいつまでも居座ることはできない。巨大本屋ならば仕入れ数も多く、売れても在庫もかなりあるだろう。そこで本を探す人は大型店へ行くことになる。
我々は、取次ぎで本を物色して、是非新本を置きたいと思った本を購入してくる。利益率はあまり高くないが、古本になかなか出てこない本は、新本で入れることになる。セレクトした新本が売れると嬉しい。最近の本は2000円近いものが多いが、古本屋に並ぶ新本は、古本になって戻っておいでよという妙な意味合いもある。

■新入り君:ちくまいろいろ

武満徹対談選―仕事の夢 夢の仕事 (ちくま学芸文庫)

武満徹対談選―仕事の夢 夢の仕事 (ちくま学芸文庫)

 
ベランダで夫妻でくつろぐ武満徹のポスターがわが家の冷蔵庫に貼ってある。御代田人であることを知り、かつての何も無い追分色は、その後御代田町に移って行ったのかもしれないなと思う。


もっと、狐の書評 (ちくま文庫)

もっと、狐の書評 (ちくま文庫)

解説は岡崎武志さん


るきさん (ちくま文庫)

るきさん (ちくま文庫)

フフフ 
昨日掲載の池谷さんの『古本蟲が行く』が本日新本コーナーの本棚に並んだ!
署名に添えられた古本蟲くんのイラストの素晴らしいこと!是非手にとってご覧ください。カバーに潜んだ3匹のコガネムシ探しも楽しいです。プラチナ色のも!あるとは。