otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

よそネコの来る本屋


追分には猫が多い。
冬の寒さが厳しく、屋外で犬を飼い難い土地柄、そうかといって室内犬にしたら、人間が寒い中散歩に出かけなくてはならないわけで、猫のほうが飼うのが楽というのがその真相?ではないか、なんて。ねずみが多いからでしょうか?

店の裏手はねこの散歩道らしく、堂々と横切って行く猫をよく見かける。何匹もいる。
昨日店番をしていたら、なんとなく気配を感じて玄関方向を見たら、一匹の小さいニャンコがこちらを向いて戸口に座り、中を覗いていた。(そういえばこういう座り方をなんと称するのか?)どうぞ、と呼んだが、目線は合わせたものの、逃げるでもなく、入るわけでもなく(そんなわけはないが)、しばらくそこに座っていた。
写真撮ってもいい?と聞いたが、返事は無いので、近くにあるかばんからデジカメをまさぐり当てて、スイッチを入れ、もしかしたらもういないかもと顔を上げたら、まだそこにいたので、カウンターから望遠にしてまず一枚。
ピクリとも動かないので、もう一枚、まだまだまた一枚…と5枚も撮って、まだいるので恐る恐るカウンターから出て、玄関に近寄って、また一枚。
あと2mぐらいのところで、ふっと立ち上がり行ってしまった。カメラを持って追いかけると、隣の油屋のほうへ走り、1mの高さからピョンと飛び降りて、そこに止まっている車の下に入ってしまった。飛び降りるときに描いた弧があまりにも滑らかで、猫ではなくもしや狐かと思ったぐらいだった。

もう一回やってきて、今度は玄関の土間にまで入ってきた。あらっと言ったら、その声に反応したように出て行ってしまって、その後はもう来なかった。あーあ、黙っていればよかった。
暖簾の内側まで入ってきた猫は初めて(のはず)。つまりそれだけ店が静かだったと言うわけなのだが・・・。とほほ

店の猫が行かないうちに、よその猫が来るとは。
お構いはしませんから、またどうぞ!
(おいベル、よそ猫に居場所を奪われないように。)


台風の影響による雨は、お蔭様でこのあたりはたいしたことはなかった。今日は予報よりもいい天気、うす曇の晴れ。
今日は県内の小中学校の運動会が多く開かれる日とのこと。朝、それらしき音が風に乗って聞こえてきたので、どうやら西部小学校もそうらしい。運動会にはちょうどいいお天気でよかったね。

余談)昨晩、雨が降っていると言うのに、ベル公は何回も外に出たがった。うるさいので、ドアにつっかえ棒をして出入り自由にしておいたら、久々にやられました!
帰ってきたなと思ったら、口には鳥をくわえている。
ぐったりしていたので、可哀相にもうだめかと思ったら、いきなり息を吹き返して、羽をばたばたさせて動き始めたので、またベルの野生が目覚めすぐにくわえる → 私が「ダメ!!」と叫ぶ → 落とす → 鳥逃げる → 追いかける → 以下繰り返し〜
ベルを捕まえて風呂場に閉じ込め、私は愛用の捕虫網で、逃げるコガラを追いかけるという大騒ぎを夜中にやってしまった。無事網をかぶせて鳥を確保して、ベランダに逃がしてやったが、少し痛んでいたかな。ごめんなさい。
朝見たらいなかったけど。
最近静かだったが、ベルはやはり山出身の「猫」でした。