otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

雪から氷へ

otobokecat2008-12-14

朝起きたら、まさかの雪景色にびっくり。しかも細かい雪が果てしなく降りかかっており、これからさらに積もりそう。サラリーマン時代なら日曜だし、蒲団被って寝込んでしまいたいところだが、大事な営業日なのであった。

開店ぎりぎりに滑り込む重役出勤と、何時も寿美やの関さんに笑われているが、冬、しかも雪が降るとさすがにそうも行かない。自宅の雪かきから始まり、店の雪かき、店の駐車場の雪かき、ストーブ着けがあるので、雪の具合では店を開ける頃にはへとへとになる事もある。よりにもよって一番来店者が多い日曜日(冬はなぜか日曜日が混む)に雪降りで始まるとは。
朝食も早々に切り上げ、武装してスコップを手に外へ出る。林道を行きかう車もほとんど無く、「無音」の世界に引きずり込まれた。雪降りは本当に静か。
まず車の上に積もった雪を払い、山荘の林道までの車道の雪かき。こういうときに限り奥に停めてしまっている。幸い、きゅっきゅっと鳴る粉雪だ。フロントガラスの凍結もひどくなく、払うとさくっと落ちてくれた。やがて脱出成功となり、車にスコップを積んで出発。
店に着くと、あらま、笹薮の笹が雪の重みで倒れこみ、店の駐車場へ通じる道を完全にふさいでいる。そこで雪かきの前にのこぎりを出してきて笹を切る。せいぜい直径4cmなので、私でものこぎりで簡単に切れるが、切れたとたんにしなりが戻る力は相当なもので、左手で抑え、雪まみれになりながら20本ほどやっつけた。おそらく明日あたり胸筋が痛くなるのでは…。七夕飾りによさそうな3mほどの立派な笹竹、誰か要ります?

駐車場の雪をかき終え、なんとか定刻の12時に開店した。
この雪で人出は鈍るのでは?と思いきや、「今日は開いているんですか?」というお問い合わせの電話も入り、何時も以上の混雑と売り上げだった。雪かきした甲斐があったというもの。
足元の悪い中のご来店、有難うございました。
雪はやがて止んだが、完全に融ける間もなく木立は雪化粧のまま日は暮れた。路面の雪は消えたが、あっという間に道路はぱりぱりのつるつるに。さてさて明日は早朝から松本行き、どうなりますか。
もっとも白くなったのはここだけの話らしいし、早めにエンジンをかければ何とかなるでしょう(期待)。
今日はたかだか5,6cmの積雪だったが、いよいよ軽井沢の氷の季節の開幕だ。車で店に来てくださる際には、急ブレーキはくれぐれもお気をつけください。氷は雪より手ごわいのです。
■本日にぴったりの本
 

ふゆねこさん (世界の絵本)

ふゆねこさん (世界の絵本)

雪の結晶

雪の結晶

この本はわかりやすく構造や種類を解説してあり、その写真の美しさには目を見張る。雪かきしながら今日の雪を観察したが、なかなかきれいな結晶は見つけられなかった。辛うじて六花が見られた結晶。↓

雪の写真家ベントレー

雪の写真家ベントレー

年末の営業日のお知らせを昨日出しました。どうぞよろしくお願いいたします。