otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

いつまでも白くはないのだ

otobokecat2008-12-17

「水曜の予報は雨」にはどきどきしたが「雨」だった。つまりこうである。県内の他のところが雨でもここは雪かもしれず、完全に消えないうちにまたかと思っていたのだ。しかし、雨音は聞こえてきた♪木立の上の雪は昨日までにほとんど消えた。北側の屋根の雪もこの雨でほとんど消える。雨が降って喜ぶのもへんな話だが、今は雨か雪かが、ここの気温のバロメーターである。
私は月曜日は松本の市にはいかず、たまった事務や通信販売の対応などをしていた。日中気温が上がった時間に駅の近くの郵便局まで散歩をかねて出かけた。一番近いATMまで歩いて自宅から35分、店から25分。夏ならびゅんと自転車を飛ばすこともできるが、今は両手をあけて歩くに限る。ただしのんきには歩けない。雪の降った次の日は頭上からは木の上の雪が水滴になって、あるいはどさっと塊で落ちてくるし、足元では道は雪が残っていたり、凍っていたり、はたまた水たまりになっていたりするので、なかなか緊張感が高い散歩となる。それでも駅まで行けば上等な山が見られるのは間違いないので、それを楽しみに歩くのだ。

ススキの原っぱの向こうには真っ青な空と神々しく白い山が迎えてくれた。山の上の雲の陰が山肌に陰影をつけている。噴煙と雲は片時もじっとしていない。
この原っぱがいつまでも原っぱであることを祈る。
信濃追分駅には、クリスマスの飾りつけがされていつになく華々しい。あたらさんのNさんたちのお手製かな?
駅舎の東隣に長らく改修工事がされていたトイレ棟がほぼ完成したらしく、覆いを取られてその姿を現していた。まあその見事なこと!
散歩から宿へ戻り、ごんざさんで遅い昼ごはんを食べながら、おしゃべり。追分宿で商いをしている点で先輩のごんざさんには、いろいろ生活や商売に役立つ情報を教わっている。加藤周一さんの思い出話や、追分宿に昔あった食べ物屋の話から、もずが凶暴だという話などあれやこれや。ごんざさんの旦那さんは虫や鳥などに詳しいのだ。もずがシジュウカラを襲う話にはたまげた。顔つきもなかなかのものだが、猛禽類とはそういうものか。
店に戻り雑用をこなしてから、道が凍る前に山荘へ戻る。ぎりぎりセーフであった。夜間は林道はリンク並みだが、長野ドライバーはいつもどおりに走る、わぉ。