otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

本を贈ること

otobokecat2008-12-18

本を人にプレゼントすることはかなり難しい、特に読み物は。以前角田光代さんも自分がすごく面白いと思って人に薦めて、人それぞれとは思っていても、その思いが伝わらないときがいやなので、一番気に入っている本はあえて薦めないと言っておられた。なるほどと思う。
そうはいっても本屋としては営業もしなくてはならないわけで、そこで子どもたちに年末年始にクリスマスプレゼントやお年玉のお供になる本を、ちょっと用意してみた。あくまで「お供」ですが。

◆『アンデルセンの童話1から4』(福音館文庫)お馴染みのアンデルセンだが、この本は少年文庫なので大きさもいいし、なんと言ってもイブ・スパング・オルセンの挿絵がいい。
ビアトリクス・ポターピーターラビットの絵本 全24巻 贈り物セット(化粧箱入り)(福音館書店
◆こども絵本エルラインシリーズ6冊『1:乗り物ずかん』など(JTBパブリッシング) 乗り物大好きちびっ子向け ハード版なので丈夫
◆『クリスマス・イブのおはなし』3冊セット 長尾玲子 (福音館書店
 絵が刺繍で描かれている。手のひらサイズの可愛らしいミニ本
親指姫―アンデルセンの童話〈1〉 (福音館文庫 物語) ピーターラビットの絵本 全24巻 贈り物セット クリスマス・イブのおはなしセット (日本傑作絵本シリーズ) 
折から朝日新聞にて松岡享子さんが子どもに本を贈ることについて書いている。物語は松岡さんのようなお話の達人に薦めてもらうに限る。

大人向きには
◆Tenugui―江戸手拭 田島 一彦(ピエブックス)に濱文様の手拭付きなんていうのはどうでしょう?
Tenugui―江戸手拭 
以上は古びていない「古本」でご用意しております。

また新刊本コーナーで貰ったら嬉しいなという本ならば↓、
◆『洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵』洲之内徹, 洲之内コレクション「気まぐれ美術館」(求龍堂
◆『GARDENS (ガーデンズ・庭園花画集)』玉村豊男
◆『FLOWERS (フラワーズ・植物画集)』玉村豊男
◆『るきさん』高野 文子(ちくま文庫)などなど…
洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵   
るきさん (ちくま文庫) [ 高野文子 ] 
このほかにも、カルタやすごろく、トランプなど紙のゲームもいろいろあります。

今日でずっと見続けてきた「風のガーデン」と緒方拳さんにお別れをした。
もはやこれはドラマではないものとなっていた。