otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

★の数>家の灯かり

otobokecat2008-12-20

◆東南の林の向こうより朝陽が
気温が緩んでくれたお陰で雪が消え、道路も乾き、危ういリンク上生活から脱出することができた。今のところ天気予報には雪だるまではなく傘マークが見える年の瀬。年末に関西に帰省する時までこのままであれば、金沢周りで行けるのだが。さてさて…。

この時期だけあって、店に見えるのはもっぱら顔馴染みの方が多く、我々は本来の本屋業務に徹することができるのは有り難い。それどころか、常連のお客様との会話の中にこそ勉強する種が沢山ある。
なにしろ観光客や別荘の方の多い時期だと、それどころではない。駐車場への誘導、店は何時からやっているかとか、建物の説明から、場所柄このあたりの道案内・観光案内から、はたまた飲食店のご紹介までしたりするので。

年末年始にお孫さんがみえるというSさんは、それに備えてカルタをお買い上げ。当店においているカルタは、すべて神保町の奥野かるた店さんから仕入れたもの。カルタだからと言って正月用に仕入れているのではなく実は一年中ある。Sさんに案内していてわかったが、店のあちこちに点在して置いてある。カルタにご興味のある方、宝探しのように店内を探してください。

水木しげるの「妖怪カルタ」・宮沢賢治のカルタ・
トトあわせ・寄席カルタ・環境カルタ・野菜カード・
中江百合さんの「お料理カルタ」・それ以外にもまだまだあります。
ととあわせ 江戸前 ことわざ漢字カルタ丸 第1集 
かるた屋さんの 無地かるた (フチあり ) 水木しげる ゲゲゲの鬼太郎いろはかるた
野菜カード お料理いろはかるた

昨日は独り店番だったので、ネット販売分の書籍小包(ゆうメール)を出しに行くことができず、インターネットで検索してみたら中軽井沢郵便局が土曜日も9−17:00やっていると表示されているので、しめたと本日番頭N氏に持っていってもらったところ、なんとやっておらず、近くの文具店さんのお世話になってなんとか出すことができたらしい。
東京にいたときは、本局に持って行けば、夜間でも週末でも発送ができたので、その感覚でいたら、田舎では郵便局の利用はかなり制限されるということらしい。その格差はかなり大きい。ポストに投函すればよいとも言われるが、近くに切手の販売機があるわけでもない。とにかく郵便局、ポストの数もかなり少ない。メール便は厚さ2cmまでなので、単行本はたいてい梱包すると2cmを超えるためメール便では送れないのだ。
どちらにしても、インターネットの表示が間違っているというのはお粗末である。画面を信じてバスや電車を乗り継いで出しに行ったとしたら…途方に暮れるだろう。
是非即急に訂正願いたい!

冬至目前、山荘に戻るともうしっかり夜の帳が下りている。ここ数日夜空がきれいで、星が良く見える。贅沢な話だがここでは星が見えすぎて、何が何だか(どの星が何の星座か)わからない。山荘の北は国有林で人家はなく、道の外灯も途切れ途切れであり、星の数が人家の灯かりよりはるかに多い。それがこの辺鄙な山村の自慢。まあ、郵便局が週末に開いてないと言う事もいたし方無いということか…ということに。

注)軽井沢町内では、クリスマス・イルミネーションがあちこちの街角を彩っているらしく、コンテストまであるらしいが、ここ追分は駅前を除いて、その灯かりの洪水とは無縁。
ひがみでも何でもありませぬ。