otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

おっと、びっくり

今日も遅番につき午後二時頃にひとりで山道を歩いていました。
通勤コースはいろいろありますが、一番ショートカットの直滑降コースはここ10日ばかりですっかり樹木が生い茂り、更に雨続きだと木の葉が雨の重さでしなだれて倒れこみ、道をふさいでいるので通行は困難。いつも通っている用水沿いのコースは道沿いの別荘が今建築中で、工事の車が沢山止まっているのでここも避け、「文学の小径」コースを使うことにして、登山道途中から左に折れて林の中を歩いていました。車も通れるちゃんとした道ですが、舗装はしていなくて、落ち葉の道です。
突然!目の前から走り去る影あり!思わず私も足がすくんで立ち止まり、走り去った影の行く手を恐る恐るみると、「影」も立ち止まりこちらを見ています。あらま、猪でした。
いつも夜になると家の周りでがさこそ音がしているし、雨上がりなどそこらじゅうに(ミミズ採りで)土を引っ掻き回している痕跡が残っているので、このあたりに猪がかなりいるのは知っていました。夜にヘッドライトの中に照らし出されることもありますが、白昼に猪を目撃したのは初めて。急いでカメラを取り出し、シャッターを三回押しましたが、後で見たらうち二枚はぶれてました。きっと慌てていたんでしょう。遠くで見られて良かったけれど、こちらに突進されたらと思うとちょっとぞくっとしました。大型の犬ぐらいの背丈で、がっちりした胴体をしていて存在感はかなりありました。
 


向こうもびっくりしたらしく、一目散に走った後、距離を置いてから止まり、ちゃんと向き直ってこちらを伺っていましたが、やがて「なんだ」という感じでまた地面に鼻を向けていました。こちらに攻めてこなくて良かったデス(汗)。
きっと雨で地盤が緩んだ山道の路肩を鼻で掘っていたのでしょう。草が生えて地面が硬くなったところは掘らず、落ち葉が積もってぐずぐずしているところが柔らかく掘りやすい(らしい)のです。
そういえば以前親子連れで林の中を散歩しているのを家の中から見たことがあります。うりぼうとはよく言ったもので、子どもたちはマクワウリにそっくりでした。だいぶ前のことでうろ覚えですが、あれは大きさもさほどではなくメスだったような。それに比べて今日出くわしたのは、立派な雄雄しい奴だったので、オスだったと思います。
この一年でこの通勤路で猿、狐、猪に会って、あと残すところは・・・止めて置きましょう、ばったり遭うと怖いので。

■雨の中のびしょびしょのあれこれ
  
 ■ツリバナの花、水をはじくアケビ、名前がわからぬ可愛い白い花
 
 ■イモムシ、ウスバシロチョウ