otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

エスケープした日

古書追分コロニーの建物が入っている「柳屋」が平成20年度の「軽井沢町緑の景観賞」を受賞したことはすでにお披露目しましたが、その授賞式があり、そこへ同席してきました。毎日開店になってから20日たち「店と家、たまにツルヤの往復の日々」だったので、久々の外出でした。町内では夏の道路は渋滞があちこちでおこることもあって、一番確実なしなの鉄道で軽井沢へ出ました。
一時間に一本なので、早めでしたが11時20分発に乗り9分後にはもう軽井沢駅へ到着。大家のT氏が新幹線で到着するまで時間があったので、少し駅の周りを探検することに。人の右往左往している駅構内。ひっきりなしに相談に応じている観光案内所。アナウンスが響くロータリー。外のベンチ並んで入店を待っている人気飲食店とか、お客さんに道案内をしている貸し自転車やさんんなど、どれも軽井沢の夏の一こまです。途中、時々お世話になっているS薬局に寄り、漢方薬の相談に乗ってもらいました。いつもとても親身に相談に乗ってくださって助かっています。
T氏を改札口で迎えて、プリンスホテルへ。他の受賞者とともに授賞式に臨み、佐藤町長より楯などを頂きました。
その後国際親善パーティーにも少しだけ出席。軽井沢町がカナダのウイスラーと親善都市となって今年で10周年ということで、その記念にウィスラー市長一家が招かれていました。大きなヴァンケット・ルームには、外国人も多く全部で700人ほどの人が集まり壮観でした。この集まりは恒例でもう50回ほどになるそうです。宴会場の一番奥の一面はガラスばりで、大窓の向こうは一面の緑というきれいな部屋でした。
 
新幹線で帰京するT氏とホテルをあとにして駅へ向かわんと玄関にでたら、ちょうど雨が強く降りだし、しかもそこにタクシーはおらず、呼んで貰ってもなかなか来ず。たまたまお客さんを乗せてきたタクシーがあり、乗り込み駅へ急いでもらって、間一髪で間に合いました。フーッ。これだけの距離でも途中アウトレットもあり、来場者の車だらけでなかなか進まないという事態にもなるようです。それにしてもホテルの入り口にタクシーがいないとは!
せっかく軽井沢まで出てきたので、シャトルバスで旧軽井沢まで行き「小さなカルタ館」さんへ。ここは神保町の奥野カルタ店の夏の店で、展示と販売を行っています。7月中に仕入れておく予定だったカルタやトランプ、すごろくを仕入れ損ねていたのでその仕入れです。軽井沢銀座の一本北側で、聖パウロ教会の数軒先にあります。「啄木かるた」「宮澤賢治木版歌留多」の原画の展示も見てきました。建物もレトロで素敵でした。

小さなカルタ館 8月30日まで開館【火曜休館】10:30−17:30

大荷物でカルタ館さんをでてロータリーに向かう途中、昼間は観光客の人気スポットでいつも人だかりがしている「聖パウロ教会」が、夕闇にひっそりと佇んでいました。さっきの雨が人を散らしてしまったようです。立原道造の小説のタイトルにもなった「木の十字架」の教会です。本来の姿を見せているようでした。
八月初めの土曜の夕方にしては、比較的静かな旧軽井沢でした。草木屋さんが三笠通りに移っているようでしたが、大荷物で今日は寄れず。店を閉めた番頭N氏に車で迎えに来て貰って、帰宅しました。今日もまた午後雨が振りました。よく降るなぁ・・・もう苔むしそうです。
啄木かるた 川上澄生とらむぷ繪(紙箱・シングル) 川上澄生 四季のたのしみとらむぷ 水木しげる ゲゲゲの鬼太郎いろはかるた 宮澤賢治木版歌留多(普及版)