otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

しゃれたお土産

otobokecat2009-08-28


信濃追分駅の女郎花

当店では本屋の片隅で、細々とオリジナルグッズを販売しています。文庫本、新書カバー、ホン(本)バック、エコバック、栞、葉書、文鎮等です。羊屋さんに縫製をお願いして、布ものを制作してからほぼ一年になります。八月初めにお土産にしたいので、同じ柄で(:この柄が同好会の名前と同じということで気に入っていただいて)おそろいで文庫本カバー8枚というオーダーがでました。在庫は1枚しかなかったので、早速東京の羊屋さんに相談したところ快諾いただき、手拭の在庫を送ったり、不足分は都内で探してもらったりして、縫ったものが届き、「追分コロニーのはんこ」をどんと押して、スピンにビーズを入れて完成。ご帰京前に無事納品できました。
お客様には、その文庫本カバーに入れる文庫本もお買い上げ頂き、本屋冥利に尽きる軽井沢土産となりました。秋口のお土産が「カバーのかかった古本」というのはなかなか洒落ています。賞味期限は無いし!
さて秋柄の手拭が入荷しました。早速一部は羊屋さんにブックカバーに仕立ててもらいます。萩柄、どんぐり柄、リス柄、かばん柄などいかがでしょう?
開店当初から隅っこにおいているわりに、ポツリポツリと売れていったものに、羊毛文鎮があります。ついに最後の一つが売れてしました。追加生産しなくては。まずは石拾いから・・・。
実は、数日前から体のあちことがひどく痒くなり、掻いた後が水疱になり見栄えが悪くていやだなと思っていたら、昨日、目の下の柔らかい部分が真っ赤に腫れてしまいました。軽井沢に出る用があったので行きつけの薬局で見てもらったら、かぶれましたね、と言われてしまい。そういえば、最近蝶や花を写真撮影するのに夢中になっており、知らぬ間にウルシか何かに触ってしまったらしいのです。つけ薬と飲み薬を貰ってなんとかごまかしていますが、本当は皮膚科に行き、点滴をしてもらうといいのだとか。街中と違って医者に簡単に行けないのが田舎暮らしの欠点です。
見栄えが悪いので、数日カウンターからは引っ込みます。

軽井沢に出たときに驚いたのは駅構内に夥しい警官の数。何かあったんですか?と聞いたところ、天皇陛下ご夫妻がこれからお帰りになるのだとか。1時間前から現場に配置されているようで、おそらく新幹線に乗られる前にここで大勢の方がお見送りされるのでしょうが、最近は警備が凄いのですね。軽井沢のトップシーズン中のためホテルには宿泊されず、ある会社の保養所が使われたとのことでした。
物々しい駅をさっさと離れて、シャトルバスに乗らずに、時間があったのでしばらくぶりに歩いて旧軽井沢まで。歩いてみてびっくりしたのは、駅から旧軽井沢ロータリーまでの道の両脇の店舗に空きが目立っていたということ。もともと店など無いところに、この二十年で店が隙間なくできたのですが、アウトレットができてからは、人の流れが南口に移ってしまったということなんでしょう。
■銀座の奥のつるや旅館
旧軽銀座そのものは、一時の喧騒がなくなってむしろ程よく混んでいるように感じましたがどうなんでしょう。移転した草木屋さんに寄ってご挨拶したところ、引っ越したのは4年も前とのこと。ちょうどそれくらいから、我々も開店に向けてばたばたしてご無沙汰していたというわけです。柔らかい草木染による色に包まれるとほっとします。見入っていると追分から買い物に来たご婦人に声をかけられました。一年に一度は来てみたい、草木屋さんはそんな店のひとつです。すっかり変ってしまったと言われる旧軽井沢にも、そんな店がまだ数店あります。