otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

狂騒曲♪が流れてしまう連休

otobokecat2009-09-21

■店前のオトコヨウゾメの赤い実と紅葉→
乾いた秋は続きます。今日も良く晴れました。空を仰ぐ分にはいたって平和な秋の日ですが、地上はなかなかそうも行かず、連休中日で人出もピークのなかで、ため息つくことの多い一日でした。
朝早くから林道はハイウエーの如し。追分宿も渋滞を避ける車が時折駆け抜けて行き、18号線、サンラインの混雑がだいたい想像出来ました。パトカー、救急車の音も何度か響き、交通事故かと気になりました。
例によって昼過ぎの店内は、ささくらさんの待合室的な状態でした。携帯がなり「席空きましたって」と言う号令の元に、4.5人が店をざざっと出て行かれるといったことがありました。店を始めた当初はちょっとショックでしたが、最近は達観し、そのうちの一人でも店を覚えてくれて、また別の機会にでもゆっくりご来店いただければいいかと思うようになりました。けれど、だいたいそういう後の棚はひどく乱れてしまっているので、そのことはとても残念です。とくにそういう場合の子供さんのマナーの悪さは、親の態度を反映しているように思います。そもそも子供に同行しない、自分の子供に目をかけない!のはどうなんでしょう。静かにするとか、読んだ本は元の場所に戻すということは、礼儀の基礎ですが、やはり大人が手本を示さなければわかりません。ここで古本屋のおばちゃんが注意したとするとたちまち、「ほら、ちゃんとしないと、店の人に怒られるよ」と親御さんは言うのです。おばさんはむしろそう言っている親御さんのほうを叱りたい!
今日も親子の中のひともめが店内で発生。「お父さん、此れ買って〜」と子供。「これ買ったら、もう今日はほかには買わない」とお父さん。「えーっ、じゃあ止める」と手にしたものをそこに無造作に置く子供。本と漫画とお菓子とおもちゃが一線に並んでいるのです。私にはその子供の気持ち、そのときの行為がちょっとわかる気がします。だからといって本をそこに置きっぱなしにしていいわけはないですが。
追分というひなびた場所柄、滅多に目くじらを立てる状況は発生しません。連休の時だけぐらいです、私の目つきが悪くなるのは。
いいこともありました。わざわざ信濃追分駅から歩いて店を訪ねてくださった方も見えました。有難うございました。私の大学時代の同級生が長野県の西の方からご家族を連れて来てくれました。あまりゆっくり話も出来ず、ごめんなさい。園芸教室も開かれ、少人数ながら熱心に聞き入って下さいました。今日のテーマはつる植物。テッセンが有名ですが、クレマチスの仲間のひとつに過ぎず、トケイソウや、センニンソウ、ボタンヅル、ノブドウなどさまざまなものがあり、特徴をつかんで効果的に使うとなかなか面白い素材であることがわかりました。ただ狂騒曲流れるこの時期:連休中に設定したことは間違いでした。講師の岡田さんにも余計な時間を使わせてしまい、参加者にも交通渋滞の心配をおかけしてしまいました。以後気をつけます。

■協奏曲はどこ吹く風の昨夕の浅間山 噴煙に西日があたりかすかに茜色に
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